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今回自分はデータサイエンス界隈では有名な白銀鉱業Meetupに参加してきたのでその内容について今回は書いていきたいと思います。
ちなみに僕も理解しきれているわけではないので何か間違いがあったらガンガン突っ込んでください。

白金鉱業Meetupとは

グループの説明

ブレインパッドのデータサイエンティスト/機械学習エンジニアが社外のデータ系の仕事をしている人と交流したい!と始まった勉強会兼交流会です。気持ち的には交流会がメインです。同業の方も超welcomeです! 月イチくらいで継続的にゆるく開催し、発表社は業界/ジャンルを問わず、毎回社内外から広く立候補形式で募集しています!

というものです。その中でも今回はブレインパッドさんとIBMさんコラボしていました。
今回自分が参加してみた動機としては、「白金鉱業」ってよく聞く単語だけどどういうものなんだろう、行ってみたいなあと思って参加して見た感じです笑

今回の構成について

流れとしては、

前半→発表
後半→懇親会

という流れです。ちなみに発表は技術枠とポエム枠に分かれていて、それぞれブレインパッドさんとIBMさんから1人ずつ合計4人が登壇という形でした。

今回の発表内容について

自分が所用によって参加が遅れてしまったため今回は最初の1人を除いた3人の発表についてまとめていきます。

1、因果推論とその罠

この発表は「因果推論」の基本について解説するものでした、自分は完全に全く無知だったのでレベル感的には助かりました。

因果推論とは

変数間の因果関係をデータから明らかにしようという取り組みです
とにかくこれにおいて一番大事なことは、
【背景要因を完全に揃えないとだめ!!!】
ということです。つまりどういうことかと言うと、例えばテレビの視聴率の変化にCMの長さが関係あるのかをテストしようとしたら、テレビの視聴率に関係する他の全ての要素を揃えないといけないってことです、例えば違う番組で違う時間帯に調査しても意味ないよねってことです。
しかし、現実的に考えればこれはとても難しく、背景要因を完全に揃えるためにはとてもドメイン知識が大事です。(テレビの視聴率には何が大事であるか、など)
そのため今使われている手法としては「傾向スコア」というものがあります。
つまり、テスト群のあるデータに対して似たコントロール群のデータを持って来れば反実仮想的な推定(もし〇〇だったら××だろう)ができる、という考え方です。
ここが前提で一番重要なことらしいです。と言うわけで僕はここしか理解してないです
ここまでできたら
・傾向スコアモデリング(とあるXの元でのYを出すこと)
・分布を確認
(分布はテストとコントロールで左右対称になっていないとダメ)
・評価を行う

という流れで行います。

結論としては今界隈では因果推論は流行っているらしいですが、このように因果推論はとても制約が多いのであまりお勧めできず、結局

ABテストが最強

と言うことらしいです。

もっと詳しく知りたい人は登壇者本人が書いている以下の記事を参考にして見てください。
https://pira-nino.hatenablog.com/entry/casual_inference

2、データ分析と企業価値「その分析いくら儲かるの?」に本気で取り組む

偉い人と話すときに、偉い人は結局その分析で上がる利益を重視しているのでそういう人と関わる時にどうすればいいのっていう話

結構会計的な話だったなという印象です。とても会計の知識は大事なんだなということを感じました(小並感)。

具体的にはこの発表の中ではROIC経営(投下資本利益率)に焦点を当てていました。要は分析で行うことは投下資本に対してどれくらいリターンがあったのかというのを分解してそれぞれを分析して改善するというものです。
また、この指標を分析するメリットとしては要素を分解してロジックツリーにしやすいということを話していました。
しかし、問題点として改善すべき要素間がトレードオフになることもあります。(例、棚卸し資産率のみ改善しようとすると在庫不足で販売面に機会損失が発生する)

この指標が結構色々できるので、これを使っていくことで経営者にちょっとずつ提案できるのでは、、、、?ということを話していました。

3、分析のチームリードの話(TL,PM)

実際にマネージャーとして分析チームに参画した人の日々の感想などの話です。手を動かすと相手の顔がその手についてくるっていうよく分からないワークショップをやりました。以下のリンク見てもらえば何やっていたかは分かると思います笑

この他には
・DataScientistは利害が異なる人の調整を行うのですごい複雑な状況
・自分の場合はまず最初の真似ができていなかったので本を読んだりしながらそこからやった
・波及する範囲を考える(自分でできる範囲でかつ全体にできるものを考える)
ということを言っていたほか、
・DS以外のことも勉強してみませんか
という提案を行っていました。

交流会について

立食形式でピザ屋唐揚げが出てフランクな感じでした、自分は話しかけにあまりいきませんでしたが、何人もの人が話しかけてくださりありがたかったです。

全体の感想

一度行ってみたかったので自分は今回は行けて大満足です、一般枠は抽選で毎回倍率が高くなっていますがぜひ足を運んでみることをお勧めします。

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