[Elixir] Phoenixで日付／時間を扱う

やりたいこと

下記のような日付と時間を扱った処理をスマートにやるにはどうすればよいか調べてみた。
- 現在のロケールの現在時刻から12時間進めた日時が欲しい
- DBに保存した日付データをn日加算したい

Elixirでの日付／時間

日時は基本的にタプルで持つ。現在時刻はErlangのCalendarモジュールから取得できる。

# UTC現在時刻
utc_now = :calendar.universal_time
{{2015, 10, 20}, {8, 12, 25}}

# ローカル現在時刻
jst_now = :calendar.local_time
{{2015, 10, 20}, {17, 11, 17}}

一般的な日時処理（時間の加算など）

Timexを使うのが一般的か。

use Timex

# 10月31日の1ヶ月後
next_month = {{2015, 10, 31}, {0, 0, 0}} |> Date.from |> Date.shift(months: 1) |> DateConvert.to_erlang_datetime

# 1時間後
an_hour_later = Date.local |> Date.shift(hours: 1) |> DateConvert.to_erlang_datetime

# 2日前
two_days_ago = Date.local |> Date.shift(days: -2) |> DateConvert.to_erlang_datetime

Ecto.DateTimeでの日時処理

Using with Ectoにある方法でModelの日時関係プロパティをTimexモジュールのものにしない場合は下記のようにキャストしてから加算／減算する。

defmodule Demo.Person do
  use Demo.Web, :model

  schema "people" do
    field :name, :string
    field :born_at, Ecto.DateTime
    timestamps
  end
end

john = Repo.get!(Demo.Person, 1)

# Johnの誕生日を7日前にずらす
seven_days_ago = john.born_at
                 |> Ecto.DateTime.to_erl
                 |> Date.from
                 |> Date.shift(days: -7)
                 |> DateConvert.to_erlang_datetime
                 |> Ecto.DateTime.from_erl
Repo.update! %{john | born_at: seven_days_ago}

何故こんな面倒なことをするのか？上記ガイドに従って、Timex.Ecto.DateTimeにしても良いんじゃないか？
→日時処理を簡便化するためだけにModelを書き換え、その他モジュールで日時を扱う箇所を全部直し…って大げさすぎませんかね？（感想）

あとがき

Timexを使えば直感的に日時をコントロールできる。素敵。
でもEctoが絡むとどうもスマートになりきれていな気がする。