Linuxのシェルコマンドを使う前に覚えておきたいことをメモ。
引用元の記事は以下。
補完機能、ヒストリ、エイリアスでコマンドラインの入力を“楽”にしよう
Linuxのディレクトリに親しもう
使うシェル: bash
Tabキーでファイル名やコマンド名の補完を行う
コマンド名の入力途中にTabキー、もしくは、[Ctrl]+[I]を押すと、補完機能を使用することができます。
補完の候補が複数ある場合は、候補を全て列挙してくれます。
ファイル名についても、入力途中にTabキーを2回押すと、補完の候補を表示してくれます。
コマンドライン入力のショートカットキー
コマンドの入力を途中で間違えてしまった場合は、左右の矢印キー([←],[→])で編集できます。
コマンドの編集には、以下のショートカットキーも使用できます。
ショートカットキー | カーソルの移動 |
---|---|
[Ctrl]+[B] | 1文字左へ |
[Ctrl]+[F] | 1文字右へ |
[Ctrl]+[A] | 行の先頭へ |
[Ctrl]+[E] | 行の末尾へ |
ショートカットキー | 削除と編集 |
---|---|
[Ctrl]+[K] | カーソル位置から行末までを削除 |
[Ctrl]+[U] | 行頭からカーソル直前までを削除 |
[Ctrl]+[W] | カーソル直前の単語を削除 |
[Ctrl]+[Y] | 削除文字列の貼り付け |
コマンドのヒストリー機能
前に入力したコマンドは上下の矢印キー([↑],[↓])を使って表示できます。
以下のショートカットキーも使用できます。
ショートカットキー | 削除と編集 |
---|---|
[Ctrl]+[P] | 前に入力したコマンドを表示(Previous) |
[Ctrl]+[N] | 次に入力したコマンドを表示(Next) |
過去に入力したコマンドを表示するには以下のコマンドを入力します。行数付きで履歴を表示してくれます。
$ history
historyで表示された特定の番号のコマンドを実行したい場合は、以下のように"!"の後にコマンドの番号を入力します。
$ !495 -l
Linuxのディレクトリ構成
Linuxのディレクトリ構成は以下の図のようになっています。(ディストリビューションやバージョンにより、多少異なる場合がある)
一番上の / がルートディレクトリ。
ルートディレクトリには、システムを起動するのに最低限必要なファイルが配置される。
/usr には、起動後に使用するファイルが配置される。
/usr/local には、用途が限られるファイルや一般ユーザーが比較的自由に使ってよいファイル等が配置される。
/bin や /lib が複数存在するのは主にHDDの容量やパーティションサイズの制限のため。
※現在は、容量の制限の問題がほとんどなくなったため、同じような役割のディレクトリは片方を“リンク(シンボリックリンク)”にして、“「/bin」と「/usr/bin」は実際には同じ場所になっている”という運用が多くなっている。