iOS
ClassKit
LearningExperience

新しく追加されたClassKitについて

はじめに

2018年3月27日にAppleは、iOSの新しいフレームワークとして「ClassKit」を発表しました。

ClassKitは、同時に発表されたiPadアプリや、リリース済みのサービスと併用することが必須となっています。

そこで、それぞれのツールの用途と関係性を紐解きたいと思います。

登場人物

Apple School Managerとは

Apple School Managerは、iPad、Mac、Apple TVのすべての導入を一つの場所で行うことのできる、IT管理者向けのシンプルなWebベースのポータルです。デバイス設定の構成、すべての生徒と職員のアカウントの作成、Appとブックの購入と配信ができます。また、Apple School ManagerはStudent Information System (SIS) やSFTPと統合されているため、学校の名簿とクラスを使用してアカウントをすばやく作成できます。

source: https://help.apple.com/schoolmanager/?lang=ja#/tes7909096bf

  • 用途
    • デバイス管理
    • 生徒と職員のアカウントの管理
  • ざっくり言うと
    • 情報の先生が、デバイスとアカウントを一括管理するのに使います

Classroomとは

「クラスルーム」は、教師が学習を指導したり、作業を共有したり、生徒のデバイスを管理したりできる iPad App です。教師は、教室の任意の iPad で特定の App、Web サイト、教科書のページを開くことができます。生徒との間で書類を送受信したり、Apple TV を使って生徒の作業をテレビ、モニタ、プロジェクタで共有したりすることもできます。また、教師は生徒がどの App で作業しているかを確認したり、生徒のデバイスをミュートしたり、生徒のパスワードをリセットしたりすることができます。

source: https://help.apple.com/classroom/ipad/2.1/?lang=ja#/cad6d39b9338

アプリ紹介動画も公開されています。こっちの方が分かり易い。
https://www.apple.com/105/media/us/education/2018/58294786_e60e_42db_be00_20b3c18747da/films/classroom-app/education-classroom-app-cc-us-20180124_1280x720h.mp4

  • 用途
    • 担任の教師は、クラスを作成し生徒を招待する
    • 生徒のデバイスコントロール。AppやWebページを開くなど
    • AirDropでファイル送受信
    • 外部スクリーンへの出力

Schoolworkとは

  • 用途
    • 教師が生徒へ課題を配布する
    • 生徒の学習進捗状況を確認する
  • 近日公開予定となっています

ClassKit frameworkとは

ClassKitフレームワークはXcode 9.4で提供され、教員や学生が課題や進捗状況を把握するのに役立つ、Schoolworkという強力な新しいiPadアプリと連携しています。ClassKitを使用すると、教師がアプリ内の特定の学習活動を簡単に発見し、1回のタップで適切なアクティビティに直接参加できます。また、進捗状況を安全かつ個人的に共有して教師の指導に役立てることができます。

source: https://developer.apple.com/news/?id=03272018a

  • 用途
    • 学習や教材アプリが、「ClassKit framework」に対応することで「Schoolwork」と連携可能になる
    • 教師が生徒へ課題を配布すると、「Schoolwork」からアプリの該当ページへ飛べるようになる
    • 教師は「Schoolwork」で、生徒の学習進捗状況を確認出来る
  • Xcode 9.4から提供

まとめると

  • 上述の4サービスを組み合わせることで、学習体験が成り立つ
    • 「Apple School Manager」で、デバイス・生徒と職員のアカウントを管理し、
    • 「Classroom」で担任の教師は、クラスを作成し生徒を招待。
    • 「Schoolwork」で課題を配布する。
    • ただしアプリは「ClassKit framework」に対応している必要がある。

さいごに

AppleはiPad(第1世代)から、オフィススイート(Pages、Keynote、Numbers)を提供するなど、ビジネス用途としてのPCの置き換えを図ってまいりましたが、(成否は別として)
今度のターゲットは、教育機関です。

27日に発表された内容は、初めはたったこれだけ?と感じてしまいましたが、
上手く組み合わさることで、素晴らしい学習体験(ラーニングエクスペリエンス)を生むのかも知れません。