概要
Windows上にEclipseでAVRの開発環境を構築します。
将来的に、他のマイコンの開発環境とまとめたい。
ちなみに、備忘録的要素が強いです。
肝心のライタがないので、最後まで動作確認はしていません。
各種ダウンロードと導入
以下のファイル等が必要です。順次落としながら配置していきましょう。
- eclipse
- eclipse CDT
- avr-eclipse プラグイン
- avr8 gnu toolchain
- avrdude
- libusb
- make
- Make for Windows
- libintl
- libiconv
eclipse
eclipse CDT
面倒なので、ここの物を使います。
今回は、4.5 Marsを使いました。
適当に展開して、起動してください。
avr-eclipse プラグイン の導入
avr-eclipseを導入します。
詳しくはここに書いてあります。
アップデートサイトは
http://avr-eclipse.sourceforge.net/updatesite/
avr8 gnu toolchain
avr-gcc.exeとかが入ったパッケージです。
atmelのページからダウンロードできます。
自己展開形式なので適当なところに展開します。
これ系は、スペースを含むとうまく動かない事が経験上多いので、ドライブ直下にディレクトリを作りました。
avrdude
AVRのROMやEEPROMを書き込むツールです。
http://www.nongnu.org/avrdude/
"download area"から最新の物をダウンロードします。
今回は avrdude-6.3-mingw32.zip を落としてきました。
これも、適当なところに配置します。
依存するライブラリ libusb を落としてきます。
https://sourceforge.net/projects/libusb-win32/
binの中の、libusb0_x86.dll を libusb0.dll にリネームして、
avrdude.exe と同じディレクトリに置いてください。
make
Make for Windowsを使います。
http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/make.htm
これも、展開して適当なところに配置します。
依存するライブラリである libintl と、liviconv も落としてきます。
http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/libintl.htm
http://gnuwin32.sourceforge.net/packages/libiconv.htm
ライブラリは、展開した後で、dllをC:\Windows\SysWOW64の下にコピーしておきます。
設定
各ツールのパスの設定をします。
ウィンドウ > 設定 で設定を開き、
AVR > path から、今回ダウンロードした各ファイルのパスを指定します。
pathに書いてしまってもOKです。その場合は設定不要です。
プロジェクトを作る
ファイル > 新規 から Cプロジェクト を選択します。
ウィザードが開くので、プロジェクトタイプから"AVR Cross Target Application"を選んで生成しましょう。
MPUも選択できるので、使うMPUが決まっていればここで選択してしまっても良いと思います。
もちろん後から変更も可能です。