#はじめに
皆さんは資格取得やスキル向上などに向けた学習をしてきた経験はあるだろうか。資格やスキルといっても、通勤途中などのスキマ時間に片手間にやれば取れるものだったり、週平均40時間ほどの学習時間をもってしても取得までに1年以上かかるものまでいろんなものがある。当然、楽に資格やスキルが取得できればそれに越したことはないのだが、やはり価値の高い資格やスキルほど、取得までに多くの時間と手間がかかってしまうものである。そこで、今回はそういった資格やスキルを取得するための継続的かつ効率的な学習のために、私が色々調べた中で特にオススメできそうなものを紹介していきたい。
#機能的イメージ・トレーニング(FI)
これはイギリスの大学などで研究されているイメージトレーニングの一種で、「目標を感覚的に詳しくイメージする」ことで、その目標へのモチベーション向上を高めることができる手法の一つである。
どれくらいの効果があるのかというと、イギリスのプリマス大学で行われた研究結果では、MIと呼ばれるカウンセリングでよく使われ、依存症の治療に効果が高い手法があるのだが、そのおよそ3倍近くの効果が得られることが分かった。
※ちなみにMIの研究では、被験者の半年後の禁煙率が最大8倍近くにまでになったという結果が得られている。
単純計算で8×3=24倍となるのだから、目標達成のためのモチベーション維持という観点において、FIという手法への期待値は計り知れないのである。
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#究極のアンビエントミュージック
「自分の好きな音楽を聴きながら勉強すると集中できる」と感じている人が一定数いるが、実は川のせせらぎなどの自然音を除き、基本的には勉強などを一般的な音楽を聴きながら行うのはNGとされているらしい。
これはウェールズ大学の研究で、こうした音楽を聴きながら作業を行った被験者のパフォーマンスが、無音での作業を行なった被験者のと比べて50%程度になってしまったという結果が得られていることからも、かなり信憑性が高い。
そのため、何か作業をするときは基本的には無音が望ましいとされているが、無音だとすぐに集中が途切れてしまうという人も多くいると思われる。これは集中できていないからではなく、逆に集中しすぎてしまっていて、すぐに疲れてしまうためであるとされている。
こういった場合に、集中を上手い具合に最適化してくれる効果がある、雨の音や川のせせらぎなどの50デシベル程度の雑音(俗にいう自然音)や、アンビエントミュージックと呼ばれる、よく美術館やカフェなどで流れている環境音のような音楽はオススメである。
この学習効果を高める効果のある、自然音やアンビエントミュージックにも様々な種類があるのだが、その中でも「世界一リラックス効果のある音楽」というものがある。
それが「Weightless」という曲である。
この曲は60BPMから始まり、約5分かけて徐々に50BPMまで落ちるリズムで繰り返しのないメロディであるなどの特徴を持っており、研究のプロと音楽のプロが、人をリラックスあるいは集中させるためだけに作った、まさに「究極のアンビエントミュージック」なのである。
これは私自身の所感に過ぎないが、私もこの曲に出会ってから基本的にこの曲を聴きながら作業をするようになって、無音の時と比べて集中を途切らせることなく作業に没頭できるようになったと感じている。
まだ試していない人は、是非試してみてほしい。飛ぶぞ。
※飛びません
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