そう、あれは #ヒーローズリーグ 2025 予選 in 第一部 に参戦中のことだった。
この戦いの裏側で、「偶然の出会い」を核とするアプリの哲学と、現場の「非効率性」との間で、激しい戦いが繰り広げられていたのである。
🙅♂️ プレイリスト というアイデア
「無限ProtoPedia」の存在意義は、予測不能なプロトタイプとの出会いを提供することにある。(はず)
リリース前に遡る、AIに適当なRoadmapを書いてもらったのだが、その中に 共有コレクションの下準備 (権限 & 永続化層検討) コラボレーション向け共有リンク生成 というものがあった。
しかし、現代のサービスにプレイリスト機能があるのは当たり前であり、偶然の出会いを売りにする無限ProtoPediaにとって、これは 新規性も無い「ノイズ」 でしかない。「そんなもんイラン」というのが作者としてのプレイリストに対する評価だった。
😭 予選当日の悲劇的リアルタイムID抽出作業
運命の転換点は、予選当日の混乱の中で訪れた。
参加作品の一覧と発表順はイベントページに掲載されている、それは開始直前に完璧に把握していた。予選では参加者+運営による投票で当日の優勝作品を決定するというルール。もちろん開始後にそれを把握した某参加者は急いでスプレッドシートに作品リストを記載し、評価シートを印刷。ソースはイベントページに記載の参加作品一覧のソース(HTML)。予め運営側で評価用シートを提供してくれよ、お前が作れってことか。いや、好きなようにしやがれってことかそりゃそうだ。等々。
そういえば作品URLには Prototype ID が含まれてるな。
無限ProtoPediaには (補助機能として) ID指定の表示機能があるので、参加作品のIDを順に入力→表示すれば、当日の参加作品がリスト出来るな...
しかし、その作業は極めて手動で面倒だった。デモ本番前にして最もアナログな作業を敢行したのである。
⌨️ 怒りの開発 - 「やってられるか」と合理性の勝利
手動でIDを全部入力した直後、作者の頭に浮かんだのは「手動でID全部入力なんてやってられるか、しかも再現コストが高い」という強い怒りだった。
この個人的な怒りが、プレイリスト機能開発の最大の動機。
リストをサーバー側で保管するのは面倒だしつまらない。編集機能は後回しだ。とりあえずIDsをキューイングして自動再生モードを追加する、という合理的かつシンプルな対応。
✨ Playlist Autoplay mode now available
プレイリスト自動再生機能 が登場 (2025-11-17)
プレイリスト (例)
- #ヒーローズリーグ 2025 予選 in 第一部 (12) | 無限ProtoPedia
- #ヒーローズリーグ 2025 予選 in 第二部 (10) | 無限ProtoPedia
- #ヒーローズリーグ 2025 予選 in 第三部 (8) | 無限ProtoPedia
技術的ななにか
既存機能の活用ということでさほどの手間はかからないだろうと踏んでいたが、将来的に実装したいプレイモードのベースを実装する良い機会だったので実装した。
割と面倒だったし内部の結合度も上がってしまったが、まぁ程々に上手く出来たのかなと思った。
リストのキューイングはやはり副作用もあり、思ったよりは面倒だったが割と素直に実現出来た。キューイングしない選択もあったが、そこは既存のプレイ体験を堅持することを選んだ。
今日の学び
無限ProtoPedia には最小限の機能のみをシンプルに実装するつもりだった。
雑に言えばランダムに生成したIDで毎回APIを叩く。APIへの(コスト)負担が気になる。しかも今回クライアント側でAPIを直接叩くのは筋が悪い、こちらのコストも発生する。悩ましい。
結局、API仕様と機能実現の都合、各所のコストを勘案すると、取得可能な全ての作品情報を取得する必要に迫られた。
そこで、ついでに生まれたのが簡易分析機能やら記念日装飾、他(内緒)である。
今回はイベント参加を契機に作品リストという発想が再登場した。日常のボッチ無限ProtoPediaでは必要のない機能である。普段使いでID引きたければ付箋紙にIDでもメモして入力するアナログ運用(それも楽しいだろう)と思っていたが、自分がそれをやるのはちょと面倒。悪くない機能ではあることは分かっていた。
不便利から生まれる感情、体験は大切だと思うので、何でも出来るバカみたいな多機能アプリケーションは好きではない、ツールチェーンのような発想が人生を楽しくしてくれる。ただ、面倒なものは面倒だ。面倒臭い、にんげんだもの。
🌟 結論:偶然と合理性の共存
プレイリスト機能は、 アプリの哲学(偶然性)に屈服を強いた のではなく、むしろ 「偶然の中から選ばれた作品群」 という一つの物語を、最高の体験で伝えるための合理的なツールとして機能しました。
- Gemini先生による素敵な結論です。上手いことまとめるなぁ... なんかおかしいけど
ヒーローズ・リーグ 2025
