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GameWithDay 17

エンジニアが知的生産を続けるための「小さな習慣化」について


はじめに

どうもこんにちは、こんばんは。

GameWith Advent Calendar2018の17日目担当の7madokaです。

このエントリーでは、プログラミングのTips的なものではなく、エンジニアの知的生産術の1つとして何か新しいことを始める・習慣化する時に意識すると、より自分の生活の一部として定着しやすい自分なりの方法を見つけたので紹介しようと思います。エモみ成分の高い記事となっています。


対象読者

「スキマ時間でコツコツ個人サービスを作りたい」「副業としてメディアを作りたい」「筋肉は裏切らない」「ダイエットしたい」Etc.. 自分の何かを変えたいと決意し、高らかに目標を掲げ、公言し、そしてそれを実行に移しますが、結果的に3ヶ月、1ヶ月も続かなかったり、はたまた3日も続かなかったり。

そんな経験を過去にしたことがある方、そして、何かしら「習慣づけたいこと」がある方を、このエントリーの対象読者とします。

少しでも当てはまると感じた人はいったん自分の手で自身の鼻をワンタッチしておいてください!!


問題は方法論

僕もプライベートではよくやってしまいます。

大きな理想と目標を掲げ、雑にマイルストーンを立てて、いきなり全力スタートしてしまう。そして結果的に続けることが困難になり、あえなく目標は未達となる。

このエントリーをここまで読んでいる方であれば間違いなくこういった経験があると思います。

では、少し考え方を変えて、もう1つだけ質問をさせてください。

あなたが目標を立てて行動したにもかかわらず、計画通りに続けられなく結果的に失敗に終わった理由が、あなた自身以外の要因であると考えたことがありますか?

そうですね、例えばその目標に対する行動のとり方、方法論部分が実は問題で、あなた自身に一切何も問題がなかったと考えてみましょう。少しやり方や考え方を変えるだけで、もし目標達成がとてもスムーズにいく方法があれば知りたいですよね?

それが、タイトルにもあるように「小さな習慣化」、つまり小さすぎて、失敗すら出来ない、そんな些細でポジティブな行動の積み重ねです。


「小さな習慣」

こうやって言うと少し大げさに聞こえますが、今回の記事の趣旨は上の言葉ですべて表されています。

自分を変えたい、新しい何かスキルを身に着けたい、自分の殻を破りたいEtc..様々な目標を掲げ、それをクリアできないかと四苦八苦し、結果的に失敗してきたこれまでの人生。

「計画通りに進められない自分は弱い」「意志力の無い人間なんだな」「自分のどこが悪いのか?」とその「出来なかった要因」を自分の中に見つけようと自問自答を繰り返していました。

しかしながら、実は答えは自分の中にはなかったのです。

何か上手く行かなかった時、僕達はついついその原因を自身の内的な要因だと勘違いしがちですが、そうではないのです。

ところで、本稿の冒頭で鼻にワンタッチしてくださいと書いていましたが、実際に鼻をワンタッチした人はいますか?もしまだしていなかったら今していただいても構いません。そっと自分の鼻を一度触ってください。

  

  

  

  

  

  

  

          

  

  

  

  

タッチ、しましたか?

ありがとうございます。

実はこれ「小さな習慣」の強さを知ってもらうための、ちょっとしたテストだったんです。

鼻を触った人は、どうして鼻をタッチしたのですか?鼻を触るぐらいならいつでもカンタンに得に苦痛もなくできるから?言われたのでとりあえずやってみただけ?

理由は何でも構わないのですが、実際に「鼻を触った」という現実を前に、みなさんにとある事実を知っていただきたいのです。

あなたが鼻を触ったのは「そんなことはやりたくない」と思う気持ちよりも「やってやるか」という僅かな意思が勝ったからなのだと。


どんな大きな成功も、そこに至るまでには無数のステップがある

「webサービスを作りたい」「新しい言語を学びたい」「健康的な食事を習慣化したい」Etc.. 様々な目標、そして大きな成功イメージをみなさんそれぞれお持ちだとは思いますが、どんな大きな目標や成功でも、そこに至るまでには無数のステップがあり、そのステップの粒度は人によってそれぞれ異なってきます。

結果的にそれを実行に移すも、継続する人はほんの僅か、そしてそれを達成する人はさらに一握り。大きな目標を立てて失敗する人ほど、それに至るまでの具体的な過程・マイルストーンを描けていない人が殆ど。

だからこそ「小さな習慣・小さな一歩」が大切になってきます。


小さな習慣の基本

小さな習慣の基本は「これだけで本当に良いの?」と思える程度の課題、タスク、負荷を自分に与え続け、それをほんの僅かな意思を使い課題をこなし、それを日課にしていくというところです。

例えばTwitterに「140字程度の文章を書く」ことに、それほど強い意志力は必要ないですよね。先程の鼻タッチも意志力なんて殆ど必要ありません。

上の例のような、まず小さな課題を簡単に淡々とこなし、慣れてきたら「おまけ」をちょっとづつ負荷を増やしていく。

そのように毎日行っていると、小さな習慣があなたの生活に一部になります。そうなればおまけを付けることも簡単に感じるようになるでしょう。

そうして、小さな習慣として始めた行動は徐々に大きくなっていき、結果的に1ヶ月、2ヶ月、半年、1年Etc.. と経過していくとそれは大きな成果に育っているでしょう。


小さなスタート

例えばあなたが「年間xx万売上をあげるエンジニア向けのブログ・サイトを作る」という目標を掲げたとしましょう。しかしながら「ブログ」と言われると1000文字以上書かないといけなくて、キーワード選定やSEOも考えないといけなく、他にも様々な考えることがあり、慣れないうちはとても難しい。「コードは書くことはある程度簡単だけど文章は難しい、、」とおっしゃるエンジニアの方は実は多い。

そしてそれをいきなり「一週間毎日1記事更新する!」となれば、慣れていない人が疲弊するのは目に見えていますよね。間違いなく続かない。もしくは外部で人を雇って記事を書いてもらう人も出てくるでしょう。

だからこそ最初はとっても小さな一歩で良いんです。

「140文字のブログを書く」

例えば、普段Twitterでは迷うことなく毎日呟けているにもかかわらず、何故か筆が進まずブログを書くことができなかったとしましょう。その理由を考えていたところ、やはりその文章量が大きな壁になっていることに気が付いたとします。

そうであれば、まずは習慣的にブログを書くために「Twitter程度の文章量のブログを書く」という小さなステップ、目標を立ててみるのです。毎日ツイートしている人であればこれくらいならカンタンだろうと。

それを毎日続けていくと、もちろんブログの更新頻度が増えていきますが、だんだんと文字数も多く書けるようになっていることに気がつくはずです。

つまり「ブログを書いた!」と自分でも納得感と達成感を味わうことができ、だんだんと負荷を上げても、自ずとそれに自分が対応できるようになっていくのです。


繰り返すことが大切な理由

人間の脳は、何度も同じ行動を繰り返すことで専用の神経回路を作るのですが、つまりそれを強化することで習慣が身についていきます。

このように書くと簡単に聞こえるかもしれませんが、実際には脳が抵抗するのでなかなか厄介です。

ちなみに人間が新しい習慣づくりにかかる日数は平気で66日だそうです。

もちろん習慣化したい内容によってその日数は大きく変動するのですが、一度身についた習慣はすぐには消えないので、身につけてしまえば勝ちなのです。逆の言い方をすると「悪習慣を取り除く」ことはとてもむずかしいですね。

だからこそ、脳の特性を知ることが習慣化の大きなヒントになり得ます。


脳は急な変化を拒む

電気は常に最も抵抗の少ない道を選んで進むように、脳が習慣的な行動を好むのは、それはすでに知っている道で褒美として何を得られるかがわかっているからです。

それに対して、新しいこと・行動は、道中に何が現れるかわかっていない危険だらけの開拓されていない道なので、脳が危険信号を出します。「安全な通り道じゃないぞ、、」と。


脳はゆっくりとした変化を好む

人間の脳は、ゆっくりとした変化だけを受け入れることで安定を保っています。

決まった手順、同じ橋上で同じ反応を示す。

これは当たり前のことで、人間の脳は普段考えないようなことを考えるとエネルギーを大量に消費してしまうからです。

日本語でも「知恵熱」というワードもありますよね。

脳は基本的に怠惰なので無駄なエネルギーを使いたくありません。習慣化された脳回路は必要以上にエネルギーを消費しないため、人間は疲れている時に習慣化された行動をとりがちだという研究もあります。

だからこそ、急激な変化には過敏に反応し、ストレスをより認知させて人間にそれをやめさせようと指令を出します。

人間の脳は、環境に適応できた喜びや快感よりも、環境に適応できずに感じるストレスをより認知するようになっています。

これが「習慣化されない大部分の要因」ですね。

新しいことをして、急に脳へプレッシャーをかけて、ストレスを生み、それを認知させて、新しいこと、普段しないことを拒絶してカンタンないつも行なっている習慣的な行動をさせたがる。

これが脳の正体です。

だからこそ「小さな習慣」がとても大切なことがわかります。

なぜなら、小さな習慣で行うタスクは「失敗すらできないレベルのカンタンなこと」なのですから。

例え普段はしない新しいことでも、最小単位の新しい習慣づけのための1つの行動ならストレスなく行うことができます。

そうやって少しづつ自身の脳をハックしながら習慣化されていくのです。


まとめ

さて、そろそろまとめに入ろうと思うのですが最後に小話をさせてください。人間の毎日の「40%」は習慣化された行動に使われているそうです。そして人間の行動のうち30%ほどが睡眠に当てられるので、実質、習慣以外の行動はわずか30%程度しかしていないというのが人間の本質です。

つまりどういうことかというと、習慣があなたの人生の半分を作り上げているということですね。

こう言うとびっくりされる方も多いかもしれませんが一度自分の生活を振り返ってみてください。そして数えましょう、毎日繰り返し同じことをしていることを。

それが習慣です。

大きな比率をしめている習慣なんですから、もしそれを変化させることができれば、僕たちの人生は大きく変わるはずですよね。

人間の脳は急激な大きな変化は拒みます。だからこそ、拒まれないレベルの小さな変化を積み重ねて、それを習慣化しその負荷をどんどんと上げて行き、習慣化された自分自身を育てて行きましょう。

小さな習慣を使えば、変化を拒む自分の脳を上手に誤魔化すことができます。

「1日1腕立て伏せ」が冗談だとおもいますか?

「1日140文字ブログ」は滑稽ですか?

いえいえ、それが習慣の本質なのです。

小さすぎて失敗するはずがない行動を毎日繰り返して、あなたが立ち向かうべき大きな課題を解決してください。

以上、エモみ成分が多めのアドベントカレンダー記事でした。


参考文献