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All About ACS: IBM i Access Client Solutions を特別な導入をしないで利用する

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ACS Base Package の 前提条件は、Java 6.0 以上だけ

ACS Base Package の 稼働の前提条件は Java 6.0 以上が動いているということだけです。

Java 6.0 以上が動く環境であれば、Linux、Mac、Windowsだけではなく IBM i 上でも AIX 上でも稼働します。

Linux、Mac、Windows 環境には専用のインストールスクリプトが用意されていますが、そんなものを利用しなくても、ACS は利用可能です。


まず zip を展開

ACS は zip 形式でダウンロードされます。

専用ページからのダウンロードしたところ「IBMiAccess_v1r1.zip」としてダウンロードされましたので、これを展開します。

image.png


本体は「acsbundle.jar」だけ

実行プログラムの本体は、実は「acsbundle.jar」という一つのファイルだけです。

通常 Java が導入されている環境であれば、jar が Java の実行に関連付けされています。

「acsbundle.jar」をダブルクリックするだけで、ACS が起動するはずです。

利用の初回は「ご使用条件」の確認が求められます。しかし、このままでは「はい」が押せません。

image.png

一番下までスクロール(つまり、全ての条項を確認)して「はい」を押します。

image.png

これで ACS が起動してくるはずです。

image.png


コマンドラインからの実行と最大ヒープ・サイズの指定

コマンドラインから jar を起動するには「-jar」を指定します。

<java_path>java -jar <path>/acsbundle.jar

この方法は複数の Java/ACS を切り替えて問題がどこにあるのかを確認するのに良い方法です。

展開した中の Documentation/GettingStarted_ja.html には、下記の記載があります。


ほとんどのプラットフォームで、Java 仮想マシンのヒープ・スペースにデフォルト で設定される最大サイズは、IBM i Access Client Solutions 製品内で複数の機能を 利用するには小さすぎます。1 ギガバイトの最大ヒープ・サイズ (-Xmx1024m) が、 推奨される最小サイズです。1 ギガバイトより小さいサイズを指定するか、デフォルト のヒープ・サイズを使用すると、OutOfMemoryException が発生する可能性があります


この注記を守るのであれば、下記のように「-Xmx1024m」をさらに指定します。

<java_path>java -Xmx1024m -jar <path>/acsbundle.jar


AcsConfig.properties で ACS の動きをコントロール

上位の zip の展開イメージを見ると「AcsConfig.properties」というファイルがあるのがわかります。

これはテキストファイルで、ACS の動きをコントロールするファイルです。

ACS の構成ロケーション(ユーザーの各種設定やファイルの置き場所) や ACS から利用できる機能を制限などを記述します。

利用できる機能の制限方法は Documentation/GettingStarted_ja.html のこの部分に記載されています。


9.5 カスタマイズされたパッケージ

IBM i Access Client Solutions では、システム管理者が AcsConfig.properties ファイルに 次のプロパティーを設定して特定の機能の使用を制限できるようになっています。

com.ibm.iaccess.ExcludeComps=<function, function,...>

:


プラットフォーム専用のインストールスクリプトで導入した場合、指定した機能制限は、自動的に、AcsConfig.properties に書かれますが、インストールスクリプトを利用しない場合は、自分で記述する必要があります。


変更した AcsConfig.properties を acsbundle.jar に隠す

実は、acsbundle.jar の中にも AcsConfig.properties が存在します。外部に AcsConfig.properties が見つからない場合に利用されます。

acsbundle.jar の中の AcsConfig.properties は機能制限がかかっていません。そのため、acsbundle.jar だけを配布すると、ユーザーは全ての機能が使えます。

これが、望ましくない場合、カスタマイズした AcsConfig.properties を acsbundle.jar に埋め込み、制限した状態の acsbundle.jar のみを配布します。

Documentation/GettingStarted_ja.html に、下記の記述があります。


システム管理者は、必要であれば、AcsConfig.properties ファイルを更新して、特定の機能への アクセスを制限することができます。アクセスを制限すると、その機能がメイン GUI から除去され、 コマンド行から使用できなくなります。

機能を制限する方法の 1 例は、AcsConfig.properties ファイルに次の行を追加することです。

com.ibm.iaccess.ExcludeComps=OPCONSOLE,HWCONSOLE,L1CPLUGIN

システム管理者が、acsbundle.jar 内の AcsConfig.properties ファイルを、ユーザーに デプロイする前に更新したい場合、それを行う方法の例は以下のとおりです。

jar uvf acsbundle.jar AcsConfig.properties

使用される AcsConfig.properties ファイルを IBM i Access Client Solutions がどのように 決定するかについて詳しくは、セクション 9.3「構成ロケーションの変更」を参照してください。


まず、AcsConfig.properties をカスタマイズし、期待の動きになるかテストします。

次に、下記の方法で、acsbundle.jar の中の AcsConfig.properties を上書きます。

jar uvf acsbundle.jar AcsConfig.properties

更新された acsbundle.jar だけユーザーに配布します。


「All About ACS」では IBM i に対する新しいクライアント「IBM i Access Client Solutions」の情報をいろいろ提供していきます。

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