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NotebookLMを使った音声コンテンツの構造化とスライド生成の実践手法 〜Apple決算カンファレンスコールを例に〜

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Last updated at Posted at 2026-01-31

はじめに

決算カンファレンスコールや経営説明会は、一次情報として非常に価値が高い 一方で、

  • 音声のみで提供される
  • 情報量が多く、後から参照しづらい
  • 社内共有用の資料に落とすコストが高い

といった理由から、十分に活用されないことが多いと感じています。

そこで今回、Appleの決算カンファレンスコール(音声ストリーミング)を題材に、

音声 → 詳細なテキスト化 → 構造化 → スライド生成

までを 生成AIだけで実行 してみました。

※本記事で扱っている一次情報(音声データ)は、
Apple公式サイトで公開されている決算カンファレンスコールです。


今回試したAI活用フロー(全体像)

今回のフローは以下の3ステップです。

  1. Apple公式サイトで配信されている決算カンファレンスコール(音声)を取得
  2. Gemini で内容を詳細にテキスト化
  3. NotebookLM で要点整理し、スライドを生成

ポイントは、1つのAIにすべてを任せない ことです。


成果物イメージ(NotebookLMで生成したスライド)

CleanShot 2026-01-31 at 20.23.46@2x.jpg

※音声のみで提供されている決算カンファレンスコールを、
生成AIでここまで構造化したスライドの一部です。

この1枚の中に、以下の要素が整理されています。

  • エグゼクティブサマリー(売上・EPS・地域別動向)
  • iPhoneを中心とした事業別トピック
  • サービス部門の成長
  • AI戦略(On-device × Private Cloud)
  • リスク要因と次四半期ガイダンス

元データは 音声のみ です。


Step1. 音声しかない一次情報をどう扱うか

Appleの決算カンファレンスコールは公式サイトで音声配信されていますが、
公式な全文テキストは提供されていません

ここで重要なのは、

「聞いて理解する」から「再利用できる形に変換する」

という発想です。


Step2. Geminiで「要約しない」テキスト化

音声の文字起こしには Gemini を使用しました。

この工程で意識したのは、この段階では要約しない という点です。

  • 数値
  • 話者
  • 文脈
  • ニュアンス

を極力落とさず、後段のAIが判断できる材料を残します。


Step3. NotebookLMで構造化・スライド生成

次に、Geminiで生成したテキストを NotebookLM に投入します。

ここで初めて、

  • 重要論点の抽出
  • セクション分解
  • ストーリー構成

を行います。

結果として、決算資料として読めるレベルのスライド を短時間で生成できました。


この手法の本質的な価値

この取り組みの価値は、Apple決算の分析そのものではありません。

本質は、

  • 非構造データ(音声)を
  • AIで構造化し
  • 再利用可能な知的資産に変換する

プロセス設計 にあります。


業務への応用例

このフローは、以下のような場面にそのまま応用できます。

  • 経営層向け説明動画の資料化
  • 社内勉強会・講演音声の共有
  • 海外カンファレンス・セミナー
  • IR・決算説明の高速キャッチアップ

「聞いた人しか理解できない情報」を誰でも理解できる資料に変換する ことが可能になります。


社内でAI活用を教える立場として意識していること

AI活用を広める立場として重要なのは、

  • ツール名を並べることではなく
  • 再現可能なプロセスとして示し
  • 人が判断すべき工程を明確にする

ことだと考えています。

AIは「考える代わり」ではなく、
考えるための下準備を高速化する存在 です。


おわりに

AI活用の差は、プロンプトの巧さよりも 工程設計 に出ます。

  • どこでAIを使い
  • どこで人が判断し
  • どう業務に組み込むか

この記事が、実務でAIを使いこなしたい方 の参考になれば幸いです。


※スライド全体はあえて公開していません。
目的は成果物の配布ではなく、再現可能なAI活用手法の共有 だからです。

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