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認定 Experience Cloud コンサルタント試験について

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Salesforceの認定 Experience Cloud コンサルタント試験に合格したので学んだことを記事にしてみました。

1.Experience Cloudとは

Experience Cloudを学ぶ前は、Salesforceでネットに公開するHPページを作れる機能という理解だったのですが、学んでみたら違っていました・・・💦

HPを作る機能と思って学びだしたので、何でHP作成にこんな機能があるの?と混乱してしまいましたが、目的を押さえると理解が一気に広がりました。

1-1. 「HPを作る」は、つながる手段のひとつ

Experience Cloudは、社外の人(顧客や取引先)と Salesforceのデータを通じてつながるためのサービスでした。ですので、単にHPを公開するだけでなく、例えば「取引先にリードを自動で割り当てる」といった機能が備わっていました。

1-2. Experience Cloudには目的が2つある

Experience Cloudは「顧客とつながる」「取引先とつながる」という2種類の目的があります。目的によって次の様に機能ががらっと変わります

  • 顧客とつながる: FAQで疑問を自己解決してもらったり、マイページで状況を確認してもらったりして、満足度を高める。
  • 取引先とつながる: パートナー企業と商談情報を共有し、一緒に売上を伸ばしていく。

2.Experience Cloudの機能

2-1. 顧客とつながる

主に一般ユーザーや契約者を対象に「使いやすさ」と「自己解決」「気軽なアクセス」を重視したサイトを構築できる。

具体的な機能 内容の説明
公開サイト・SEO ログイン不要のFAQページなどの公開サイトを構築できる。検索エンジン対策のSEO設定も容易に行える。
セルフ登録・ソーシャルサインオン 顧客が自分でアカウントを作ったり、GoogleやLINEのアカウントでログインしたりできるように出来る。
トピック・ナレッジ 記事に「トピック(タグ)」を付けて整理し、顧客が目的の回答にたどり着きやすく出来る。
Salesforce CMS 画像やニュースなどのコンテンツを一元管理し、サイト上に美しく配置出来る。
テンプレート・ブランド設定 顧客向けに最適な「カスタマーサービス」等のテンプレートを選び、自社ブランドのデザインを適用できる。
サイトのカスタマイズ エクスペリエンスビルダーでテンプレートをカスタマイズし自社サイトを構築できる。
評判レベル・ゲーミフィケーション 質問への回答数に応じてポイントやバッジを付与し、コミュニティを活性化出来る。
レポート・ダッシュボード 管理者がサイトの定着率(ページビュー等)を分析したりできる。
パーソナライズ 顧客の属性(会員ランクなど)に合わせて、表示するメニューやバナーを自動で切り替えられる。
ケース管理・チケット発行 サイトから直接問い合わせを行い、回答のやり取りもサイト上で完結できる。

2-2. 取引先とつながる

主に代理店や提携先が対象に「高度なセキュリティ」と「営業プロセスの共有」が中心としたポータルサイトを構築できる。

具体的な機能 内容の説明
チャネルセールス リード(見込み客)をパートナーへ配布したり、商談の進捗をリアルタイムで共有できる。
外部取引先リレーション 代理店同士の階層構造(本部と支店など)を設定し、データの参照範囲を管理できる。
共有セット・共有ルール 外部ユーザーにどこまでのデータ(取引先やケースなど)を見せて良いか、外部ユーザーライセンスなどの宣言的な設定で制御できる。
外部ユーザーのプロビジョニング 取引先責任者を「外部ユーザー」として有効化し、適切なロールやプロファイルを割り当てられる。
レポート・ダッシュボード パートナーが自分の売上実績をレポートで確認したりできる。
ワークスペース モデレーションやサイトの設定を行うことが出来る。
テンプレート・ブランド設定 パートナー向けに最適な「Partner Central」等のテンプレートを選び、自社ブランドのデザインを適用できる。
サイトのカスタマイズ エクスペリエンスビルダーでテンプレートをカスタマイズしポータルサイトを構築できる。

2-3.その他の機能

  • Salesforce Boltにて作成したサイトをApp Exchangeで公開・配布出来る

3.Experience Cloudコンサルタント試験の範囲

Experience Cloudコンサルタント試験の範囲は2節でご説明した内容と同じです。
詳しくは以下の公式サイトを参照ください。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=005298944&type=1

4. 覚えておいた方が良い単語

Experience CloudにはSalesforceの基本を押さえていても、初めて聞く単語がたくさん出てきます。
以下に、Experience Cloud固有の言葉を記載しました。試験の際は、まず、これらの意味を抑えることをお勧めいたします。

4-1. Experience Cloud の基本

用語 説明
デジタルエクスペリエンス Experience Cloud全体の総称。以前の「コミュニティ」から進化した概念。
エクスペリエンスワークスペース 管理、設定、モデレーション、分析など、サイト運用のハブとなる場所。
エクスペリエンスビルダー ドラッグ&ドロップでページを作成・編集するツール。
コンポーネント ページを構成するパーツ(バナー、リスト、検索など)。
プロパティエディタ 各コンポーネントの詳細設定(色や表示件数など)を行うパネル。
ページ構造 ヘッダー、コンテンツ、フッターなど、ページのレイアウト構成。
Aura サイト 従来の標準コンポーネントを使用した、汎用性の高いサイト形式。
LWR サイト 高速・軽量でカスタマイズ性に優れた、次世代のサイト形式。
公開 ビルダーでの変更を実際のサイトに反映させる処理。
プレビュー 公開前にサイトの見た目や動作を確認するモード。

4-2. 共有、表示、ライセンス

用語 説明
Customer Community 顧客向けの基本ライセンス。共有セットでデータを参照する。
Customer Community Plus 顧客向けの上位ライセンス。ロール階層や共有ルールが使用可能。
Partner Community 取引先向け。リードや商談などの標準オブジェクトにアクセス可能。
External Apps 代理店や顧客がカスタムオブジェクトをフル活用するためのライセンス。
Loginベースライセンス 月間のログイン回数で課金されるライセンス形態。
Memberベースライセンス 登録ユーザー数で課金されるライセンス形態。
共有セット 外部ユーザーに、自分の取引先に関連するデータを自動公開する設定。
共有グループ 共有セットで外部ユーザーが作成したデータを、内部ユーザーに共有する。
組織全体の共有設定(OWD) 外部ユーザー向けのデフォルトアクセス権(外部共有のデフォルト)。
外部取引先階層 パートナー企業間の親子関係を定義し、データの参照範囲を決定する。
外部取引先リレーション 異なる取引先同士でデータを共有するための特殊な関連付け。
共有ルール 条件に基づいて特定のレコードを公開する。Plus以上のライセンスが必要。
手動共有 レコード詳細画面から特定のユーザーに権限を付与する。
スーパーユーザー 同じロールの他ユーザーのレコードを見れるようになるパートナー権限。
ユーザー表示の制御 サイト内でユーザー同士が互いのプロフィールを検索・表示できるかの設定。

4-3. ブランド設定、パーソナライズ、コンテンツ

用語 説明
テーマ サイト全体の視覚的なスタイル(色、フォント、間隔など)の定義。
ブランディングセット 複数のブランドカラーを保存し、オーディエンスごとに切り替える機能。
オーディエンス ユーザーの属性(場所、役職、プロファイル等)でターゲットを絞る機能。
パーソナライズ オーディエンス機能を使用して、ユーザーごとにページや部品を出し分けること。
Salesforce CMS 画像、動画、記事などのコンテンツを管理・配信するシステム。
CMSワークスペース CMSコンテンツを作成・編集し、各チャネル(サイト)に配信する場所。
CMSチャネル コンテンツの配信先(Experience Cloudサイト等)を定義する。
トピック コンテンツを分類するためのキーワード。ハッシュタグのように機能する。
ナビゲーション項目 トピックをメニュー構造にして、ユーザーが記事を探しやすくする設定。
データカテゴリ ナレッジ記事を階層的に分類する仕組み。
自動トピック割り当て データカテゴリに基づいて、記事に自動でトピックを付与する設定。
おすすめ ユーザーに合わせて特定のリンクやコンテンツを表示するプロモーション機能。

4-4. テンプレート、テーマ

用語 説明
テンプレート 特定のユースケース(Customer Serviceなど)に合わせて事前に構築されたサイトの土台。
テーマ サイト全体のレイアウト、フォント、配色などの視覚的なデザイン定義。
Customer Service サポートに特化した最も標準的なテンプレート。
Partner Central リードや商談管理など、PRM(代理店連携)に最適なテンプレート。
Customer Account Portal 住所変更や注文履歴など、マイページ機能に特化したテンプレート。
Help Center ログイン前の顧客にナレッジを公開することに特化したテンプレート。
Build Your Own ゼロから自由にサイトを設計するための空白のテンプレート。
AppExchange Bolt 業界固有のプロセスをパッケージ化した外部提供のテンプレート。
CSSオーバーライド 標準機能の範囲を超えてデザインをカスタマイズするための独自CSS。

4-5. ユーザーの作成と認証

用語 説明
セルフ登録 サイト上でユーザーが自分でアカウントを作成する機能。
ソーシャルサインオン Google、Facebook等のIDでログインする機能(認証プロバイダ)。
シングルサインオン (SSO) 自社の既存システムID等でサイトへログインする仕組み。
外部ユーザーの有効化 取引先責任者を外部ユーザーに変換するボタン操作。
プロビジョニング ユーザーに適切なライセンスと権限を付与して利用可能にすること。
外部ユーザーロール 取引先ごとに作成される階層(マネージャー、ユーザー等)。
個人取引先 B2Cの場合に、個人を「取引先」兼「取引先責任者」として扱う設定。

4-6. 定着化、分析

用語 説明
評判レベル 投稿や回答数に応じてユーザーに付与されるポイント・ランク。
ゲーミフィケーション 評判レベルやバッジでユーザーをやる気にさせる手法。
インサイト 管理者が確認すべき重要な指標(未回答の質問など)の要約。
モデレーション 不適切な投稿の監視、削除、警告などの管理活動。
モデレーションルール キーワードを指定して投稿を自動ブロックするルール。
エンゲージメント ユーザーがどれだけサイトに定着し、活動しているかの指標。
Google Analytics連携 サイト内の詳細なトラッキング情報をGoogle側で分析する設定。

4-7. 管理、設定

用語 説明
SEO設定 公開ページを検索エンジンのインデックス対象にする設定。
sitemap.xml 検索エンジンにサイト構造を伝えるための自動生成ファイル。
モデレーター 投稿の管理権限を持つユーザー。

4-8. カスタマイズの考慮事項と制限

用語 説明
Experience Cloud サイトの制限 1組織あたりの最大サイト数(100サイトまで)などの制限。

5.学習方法

どのSalesforce試験でも同じですが、TrailheadでExperience Cloudの機能を一通り学んでから、過去問をひたすら解くのがお奨めです。
Salesforceを知っているからと、いきなり過去問を解こうとしても、問題の意味すら分かりません💦

5.1. Trailhead

「【Salesforce公式】Salesforce 認定 Experience Cloud コンサルタント 対策」は以下となります。
https://trailhead.salesforce.com/ja/users/welcome4/trailmixes/certified-community-cloud-consultant-ja

5.2. 過去問

私が使用したサイトは以下になります。
https://salesforce-certification-hack.com/?p=396

300問くらいありますが、前半100問だけ解いて試験に臨みました。
100問全部を解ければ試験は受かると思います。(逆に8割を解けていても、試験突破は難しいと思います。)

どの無料の過去問サイトにも言えることですが、かなり答えが怪しいです。
丸暗記は危ないです。勉強だと思い、答え自体があっているか自分で調べて理解するのが良いと思います。

6.試験の申込方法など

6-1. 試験の概要

  • 内容: 多肢選択/複数選択方式の 60 問
  • 試験の所要時間: 105 分
  • 合格点: 65%
  • 受験料: 30,000 円 (税抜)
  • 再受験料: 30,000円 (税抜)
  • 受験方法: テストセンターにおける監督下の試験、またはオンライン環境における監督下の試験。受験方法の詳細については、こちらをクリックしてください。
  • 前提条件: Salesforce 認定 Platform アドミニストレーター資格

6-2. 試験の申込方法

認定 Experience Cloud コンサルタント試験の申込み方法は以下のサイトを参照ください。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=005298944&type=1

6-3. 受講の注意点

  • Salesforce 認定 Platform アドミニストレーター資格 を保有していないと受講できません
  • オンライン試験要領に適合した環境が無いとオンライン試験は受けられません
    当たり前ではあるのですが、私はスピーカーが不適合で試験当日にNGくらいました。試験官が優しくて無料で別日で調整してくださって助かりましたが、試験を受ける際はあらかじめガイドラインを細かく確認することを強くお勧め致します。
    【ガイドライン】
    https://www.pearsonvue.com/content/dam/VUE/vue/en/documents/tech-specs/online-proctored/onvue-technical-requirements-jpn.pdf

6-4. 受講を受けた感想と結果

とりあえず、前述した通り1回で合格出来ましたが、正直、難しかったです。
65%の正解率って、簡単に感じますが、ちゃんと理解していないと突破出来ない数字です。試験中は、ダメかなと思っていました。

私は、アドミン、アプリビルダー、デベロッパー、セールスCloudの資格を保有していますが、正直、一番難しかったです。アドミンやアプリビルダーの知識が全く役に立たないんですよね・・・。
Experience Cloudのサイト構築をした経験もありましたが、それも試験範囲の20%にも満たないんですよね・・・。

とりあえず、受かって良かった。以下はギリギリ滑り込めた結果です。
image.png

以上でした。

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