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【参考訳】Docker 1.12 のリリース情報(changelog)

Last updated at Posted at 2016-07-29

こちらにリリース情報があったので、機能確認用に翻訳しました。

参考程度にどうぞ

Builder(ビルダー)

  • Dockerfile の新しい HEALTHCHECK 命令は、ユーザ定義ヘルスチェックをサポート
  • Dockerfile の新しい SHELL 命令は、Dockerfile でコマンド実行時に使うデフォルトのシェルを指定
  • Dockerfile ディレクティブに #escape= を追加。プラットフォーム固有のパスをパースできるようにするため
  • .dockerignore ファイルでコメント機能の追加
  • Dockerfile で UTF-8 をサポート
  • Dockerfile.dockerignore に UTF-8 があってもスキップ
  • Windows: ARG が Linux と一致するように
  • ブリッジ・ネットワークが無効で構築しようとする時のエラーメッセージを修正

Contirb(貢献)

  • Centos 7 と Oracle Linux 7 で seccomp の有効化
  • mount propagation 共有のため、 systemd unit から MountFlags を削除

Distribution(配布)

  • デーモンのフラグに --max-concurrent-downloads--max-concurrent-uploads を追加。ネットワーク接続が複数のダウンロードやアップロードに対応していない場合に有用
  • レジストリ操作のため、 ALL_PROXY 環境変数を導入
  • docker load でユーザがより詳しい情報を表示できる
  • レジストリはイメージの push か pull 時、常に digest メタデータを保存

Logging(ログ記録)

  • syslog ロギング・ドライバで DGRAM ソケットのサポート
  • docker logs でログのタグを表示できるよう --details オプションの追加
  • syslog ロガーで env と label に対応
  • syslog-format オプションに rfc5424micro を追加したため、syslog タイムスタンプはマイクロ秒の精度に対応
  • コンテナ作成時、daemon log オプションを継承
  • ログのメッセージ・タグから docker/ を削除し、 {{.DaemonName}} に置き換え。これでユーザはオプションで prefix (接頭語)を変更可能に

Networking(ネットワーク機能)

  • IPVS を使った仮想 IP ベース(Virtual-IP based)の内部およびイングレス(ingress)ロードバランシングを内蔵
  • イングレス・オーバレイ・ネットワーク(ingress overlay network)を使うルーティング・メッシュ(routing mesh)
  • 暗号化コントロール・プレーン(encrypted control-plane)とデータ・プレーン(Data-plane)を使う、安全なマルチホスト・オーバレイ・ネットワーク機能
  • MacVlan ドライバは実験用ではなくなる
  • network lsdriver フィルタを追加
  • docker ps --filterdriver フィルタを追加
  • createrunnetwork connect の各コマンドで、コンテナのリンク・ローカル・アドレスを指定するための --link-local-ip オプションを追加
  • ネットワーク・ラベル・フィルタを追加
  • Swarm モードでは、オーバレイ・ネットワーク機能のために外部に依存していたキーバリュー・ストアへの存性を削除
  • デフォルトのネットワーク・エイリアスとして、コンテナのショート ID を追加
  • run オプションの --dns--net=host が相互排他ではなくなる
  • コンテナ作成時の名前を変更した時に発生する DNS 問題を修正
  • inspect 出力でアドレスの一貫性を保つため、 network inspect -f {{.Id}}network inspect -f {{.ID}} の両方をサポート

Plugins (experimental)(プラグイン:実験的)

  • 新しい plugin コマンドは、サブコマンド install, enable, disable, rm, inspect, set でプラグインを管理

Remote API (v1.24) & Client(リモート API とクライアント)

  • バイナリを2つに分割: docker (クライアント)と dockerd (デーモン)
  • docker images --filterbeforesince フィルタを追加
  • docker search--limit オプションを追加
  • docker search--filter オプションを追加
  • docker info 出力にセキュリティの項目を追加
  • docker info 出力に insecure registry (安全ではないレジストリ)の項目を追加
  • TLS ユーザ情報を使った Docker 認証の拡張
  • devicemapper: docker info を通してシン・プールの最小空き領域を表示
  • API は一貫性を保つために、JSON オブジェクトでエラーを返す
  • docker run -i --restart で終了状態を回避
  • API/CLI でホスト名確認時の不一致を修正
  • stats における表示容量をバイト容量の形式で統一
  • authz:リクエスト拒否時は forbidden 終了コード(403)を返す
  • Windows:tty 関連の表示問題を修正

Runtime(ランタイム)

  • デーモンのフラグに --live-restoreを追加。デーモンが停止してもコンテナが起動し続けるようにし、デーモン起動後は再度管理できるように
  • OCI 互換ランタイムの追加機能( --add-runtime )と、 createrun 時に --runtime で選択できるように
  • Linux 4.0 以上の multiple lower directory で、新しい overlay2 graphdriver をサポート
  • load/save イメージの新しいイベント
  • systemd を通したデーモン設定の再読込をサポート
  • btrfs でディスク・クォータをサポート
  • zfs でディスク・クォータをサポート
  • docker run --pid=container:<id> をサポート
  • デフォルトの seccomp ptofile を選択したケーパビリティで調整
  • デーモンが設定を読み直す時のため、 daemon reload イベントのサポート
  • バイナリ形式の実行をトレースするため、pprof プロファイラ trace ケーパビリティを 追加
  • detach イベントの追加
  • --sysctl で sysctls の設定をサポート
  • devicemapper では、 createrun--storage-opt フラグで size を指定可能に
  • デーモンのフラグに --oom-score-adjust を追加。デフォルトは -500 で、これを下回る前にコンテナを停止(kill)
  • runbuildcreateupdate--cpu-shares のエイリアスとして -c
  • eCryptfs マウントでは aufs と overlay graphdriver を使えないように
  • tmpfs マウント処理時の問題を修正
  • docker ps -a -f exited=0 で、作成したコンテナが残り続けないように
  • "Removal In Progress"(削除進行中)の状態でスタックしてしまうコンテナの問題を修正
  • run/reate コマンドで何もしていしないとき、HTTP 400 ではなく 500 を返すバグを修正
  • detach キーを保持していないのに入力と一致する --detach-keys のバグを修正
  • --privileged モードの使用時は、SELinux ラベリングを無効化
  • ボリュームをコンテナにマウント時、 /etc/hosts , /etc/resolv.conf , /etc/hostname を SELinux でリラベルしない
  • マウント・オプションに関して、 --tmpfs 挙動の一貫性のなさを修正
  • デーモンのハングと起動に関する問題を修正
  • docker がクラッシュする特定の場合に、journald の再起動を阻む SIGPIPE イベントを無視
  • エラーでも stats リストからコンテナを削除しない
  • デーモン再起動時の on-failure ポリシーの挙動を修正
  • コンテナが別のコンテナのネットワークを使う時、 stats の問題を修正

Swarm Mode (Swarm モード)

  • swarm (クラスタ)を管理する新しい swarm コマンドと、サブコマンド init, join, join-token, leave, update
  • 新しい service コマンドは swarm 全般のサービスを管理。サブコマンド create, inspect, update, rm, ps
  • 新しい node コマンドは swarm ノードを管理。サブコマンド accept, promote, demote, inspect, update, ps, ls, rm
  • (実験的!) 新しい stackdeploy コマンドで複数のサービス・アプリケーションの管理とデプロイ

Volume(ボリューム)

  • local と global ボリューム・スコープ(network スコープと類似)のサポート
  • volume ドライバに Status フィールドの追加
  • ボリュームで name/driver フィルタのサポート
  • ボリューム・ドライバが2つの異なった呼び出しができるよう、 Mount/Unmount 操作は opaque ID を受信
  • まれにボリュームを削除できない問題を解消
  • Windows:自動作成するホスト・パスが Linux と一致するように

DEPRECATION(廃止機能)

  • 環境変数 DOCKER_CONTENT_TRUST_OFFLINE_PASSPHRASEDOCKER_CONTENT_TRUST_TAGGING_PASSPHRASE は、 1DOCKER_CONTENT_TRUST_ROOT_PASSPHRASEDOCKER_CONTENT_TRUST_REPOSITORY_PASSPHRASE` に変更
  • syslog-tag, gelf-tag, fluentd-log ログオプションを廃止し、フレーバーは一般的な tag
  • API でコンテナ起動時、 HostConfig を渡す機能を廃止
  • docker tag の -f / --fore フラグを廃止
  • /containers/<id|name>/copy エンドポイントを廃止
  • docker ps フラグで --since--before を廃止
  • docker import で古い3つの形式を廃止

参照元

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