MacでASP.NET

環境づくりメモ。基本はここの通りやるだけ。

前提

• brewを入れておく(brew update, brew upgradeをしておく）
• node.jsを入れておく（できれば最新版をインストールする）

前提知識

実行環境の構築

ASP.NETを実行するには、ランタイムが必要である。それはdnxという。それをインストールするためにdnvm(dot net version manager)というのをインストールする。

ASP.NETのひな形取得環境を作る

ASP.NET(MVC)は0からゴリゴリ書くものではなく、ひな形をベースにする。WindowsならばVisualStudioが作ってくれるが、Macにはそんなものがないので、yeomanというひな形作成ツールをインストールする。
yeomanは、1つのツールではなく、grunt,bower,yoが組み合わさったものである。

開発環境のインストール

MacでASP.NETの開発は、Sublime Textとかでも行えるが、ここでは、Visual Studio Codeを使う。

いろいろインストール

dnvmをインストール

dnvmは、dot net version managerで、vmのバージョンを管理するためのツール。

brew tap aspnet/dnx
brew install dnvm

dnvm list

とすることで、インストールされているバージョンを見ることができる。また、

dnvm upgrade

とするとこで、最新のバージョンが入る（はず）。

yeomanをインストール

sudo npm install -g yo grunt-cli generator-aspnet bower

時が過ぎるとgenerator自体が古くなるが、generatorのupdateは、yoコマンドを実行すればその中のメニューから選べる。
但し、パーミッションエラーが起きる時があるので、その際は、

sudo chown -R /usr/local
sudo chown -R ~/.npm

とする。

せっかくなのでVisual Studio Code (VSC)をインストール

ダウンローどして、展開するだけ。

環境設定

.bash_profileに以下を追加

# for dnvm
export MONO_GAC_PREFIX="/usr/local"
export MONO_MANAGED_WATCHER=false
source dnvm.sh

# for vsc
vsc () {
    if [[ $# = 0 ]]
    then
        open -a "Visual Studio Code"
    else
        [[ $1 = /* ]] && F="$1" || F="$PWD/${1#./}"
        open -a "Visual Studio Code" --args "$F"
    fi

source .bash_profileを実行。
VSCの起動コマンドをcodeとしている人が多いけど、vscとする。
なお、現状、VSCを起動した状態でvsc . 等としても、ファイルを展開してくれないようだ。

ASP.NETのプロジェクトを作って実行

asp.net webapplicationのテンプレートを取得（作成）する。

yo aspnet

とすると、いろいろ聞いてくる。

• 最初の起動時の質問はYを選択。
• いろいろあるテンプレートからWebApplicationを選択する。
• プロジェクト名を聞いてくるので、WebAppとか適当に入れる。

yo aspnetは

yo aspnet:MvcController

等の、サブジェネレーターコマンドもある。詳しくはここ。

dnu restoreでWebAppの実行に必要なものを取ってくる

実行したディレクトリにWebAppフォルダが作られるので、その中に移動し、dnu restoreを実行。
そうすると、いろいろ必要なものを取得してくれる。

cd WebApp
dnu restore

dnu restoreは、project.jsonのdependenciesを見てるみたい。なので、更新したら、再度 dun restore する必要があるのだと思う。

dnuには他にもいろいろと便利コマンドがある。詳しくはここ。

VSCでプロジェクトを開く

vsc .

とすることで、VSCでプロジェクトが開ける（ただ、カレントを開いてるだけですが）。
本当はここでいろいろと編集。

プロジェクトを実行

VSCでshift + command + pでVSCのコンソールを表示させ、kestrelとうつ。それか、普通のコンソールで、

dnx . kestrel

とする。kestrelは、dnx上で動くWebサーバ。チョウゲンボウに馴染みのある私にとってはいい名前。

localhost:5000とかを見ると、APS.NETのテンプレートファイルが表示されるが、このときのURL（ポート）は、プロジェクトの中のhosting.iniファイルの中で設定されている（大元はproject.jsonだが、外部ファイルを参照するようになっている）。

その他の参考

*http://www.dotnetcodegeeks.com/2015/06/develop-and-deploy-asp-net-5-apps-on-mac-os-x.html