うるう秒とは
地球の自転は、厳密に86400sec(=24hour) ではない。
時期や天候、地質学的な条件によっても不規則に変化するらしいです。
ですが、通常は1日を86400secとして生活してるので、どこかで帳尻を合わせたい。。
そこで、 __対応するのがうるう秒__というわけです。
来たる UTC 2015/06/30 23:59:60 が、うるう秒にあたり、
1日が1秒だけ長くなります。
余談
現在の「秒」の定義は、
セシウム133の原子の基底状態の二つの超微細準位の間の遷移に対応する放射の周期の9,192,631,770倍に等しい時間。
であり、1日の長さ(Length of Day)とは無関係である、という認識らしい。
AWS での2つの挙動
- A. UTC 2015/06/30 23:59:59 が2回表示
- B. 24時間かけて、1秒をとかす
■ EC2
[対応]
不要。
2012.09 以降のAmazon Linux AMI であれば、
デフォルトのNTP configuration 使っている限り、問題ありません。
※ 上記より古い場合、kernel のバグによって、
High CPU Utilization や System hang-up が起きるかもしれません。
[挙動]
A . UTC 2015/06/30 23:59:59 が2回表示
※ B. 24時間かけて1秒をとかしたい場合
UTC 2015/06/30 23:59:59 が2回表示されるのでは困る場合、
SLEW MODE を使って対応可能です。
(SLEW MODE には、ntp-4.2.6p5-30.24.amzn1
以降である必要がある。)
# NTP daemon を Stop
$ sudo /etc/init.d/ntpd stop
# config を編集
$ sudo vim /etc/sysconfig/ntpd
# 下記のように編集
-OPTIONS="-g"
+OPTIONS="-g -x"
# daemon を Start
$ sudo /etc/init.d/ntpd start
■ AWS コンソール
[対応]
不要
[挙動]
B. 24時間かけて、1秒をとかす
なので、コンソール画面のメトリクス等に、
"** : ** : 60" といった秒数の表示は現れません。
■ その他
- CloudSearch
- EC2 Container Service
- EMR
- RDS
- Redshift
[対応]
不要
[挙動]
A . UTC 2015/06/30 23:59:59 が2回表示
リンク
AWS
https://aws.amazon.com/blogs/aws/look-before-you-leap-the-coming-leap-second-and-aws/
https://forums.aws.amazon.com/ann.jspa?annID=3064
うるう秒
おまけ ~command~
pkg情報確認
$ rpm -q kernel
$ rpm -q ntp
kernel version 確認
$ uname -r
最新のntpをinstall
$ sudo yum --releasever=latest install ntp
おまけ ~GCP~
Google Cloud Platform では、1秒を溶かしてくれるみたい。
http://googlecloudplatform.blogspot.jp/2015/05/Got-a-second-A-leap-second-that-is-Be-ready-for-June-30th.html
おわりに
2015年7月1日は、1日が1秒長い \(^o^)/