Atom
AtomはGitHubの創業者Chris Wanstrath氏が「Web技術を用いて、Emacsのように自由にカスタマイズできる新世代のエディターを開発する」という思いから始まったオープンソースのエディターです。
AtomにはさまざまなPackage(拡張機能)がコミュニティによって、660種類のテーマ、2090種類のパッケージが作られているとのこと。
そんな便利なエディターであるAtomですが、好き勝手入れてしまうとキーマップが重複してしまい、せっかくのショートカットキーが利かなくなってしまいます。
自分は、GitをAtom上で操作できるGit-PlusとAtomでMarkdownのpreviewができるmarkdown-preview-plusのキーマップが重複してしまい最初はしかたなくショートカットキーなしでやっていたのですが、やはりめんどうだったのでキーマップの重複を解消する(別のキーマップに割り当てる)方法を調べたのでメモしておきます。
Keymapの重複を解消
まず、Ctr+.
でKey Binding Resolver というものを開きます。
これは現在どのショートカットキーが使われているか調べることができます。
例えば、デフォルトではGit-Plusのコミットも、markdown-preview-plusのLaTeXレンダリングもCtrl+Shift+X
が割り当てられているので、Key Binding Resolverが開いている状態で、Ctrl+Shit+X
を押すと
markdown-preview-plus:toggle-render-latex ・・・ \packages\markdown-preview-plus\keymaps\markdown-preview.cson
git-plus:commit ・・・ \packages\git-plus\keymaps\git-plus.cson
というような表示が出てきます。
これは現在 Ctrl+Shit+X
のショートカットキーにmarkdown-preview-plusのtoggle-render-latexと、git-plusのcommitが割り当てられていることを意味しており、最後の〇〇.cson
というファイルに割り当てられたkeymapが書かれています。
緑色がアクティブなショートカットで、グレーがアクティブでないものです(たぶん)。
なので、このcsonファイルを編集してしまえばオールオッケーです。
といっても多くのPackageを入れていると空いてるキーマップが何なのかすらわからないですよね。
そんなときはSettingsのKeybindingsで目的のショートカットキーを打つと重複しているか調べられます。
基本的にはkeymap.sconを編集してオーバライドすれば良いのですが、書式が良くわからない場合はパッケージごとのkeymapsファイルのショートカットキーを編集します。
たとえば重複していらない場合はコメントアウトするか値をunset!
とします。
キーマップの編集が終わったら保存して再起動し、ショートカットキーが利いていれば完了です。