研究室の新入生向けに書いたやつ。
各種スクリプト言語のバージョン管理をするための環境を構築する。
pythonbrew, rvm, perlbrew, nvmでバージョン管理をし、pip, gem, cpanm, npmでパッケージの管理をする。
アプリについては【まとめ】これ知らないプログラマって損してんなって思う汎用的なツール 100超を読んで適当に入れればいい。
Macの人は「homebrewのインストール」までは順番にやっていく。それ以降は必要なものだけやればいい。
その他のUNIX環境の人はyumなりaptなりを使って必要なパッケージを用意してから、「homebrewのインストール」以降で必要なものをやればいい。
#OSXのバージョンを上げる
[]->[Software Update...]
インストール完了するまで待つ
#Xcodeインストール
ここからXcode for Lionの最新版をダウンロードしてインストール
##(任意)Xcode Command Line Toolsインストール
Xcodeを起動して[Xcode]->[Preferences]->[Downloads]からCommand Line Toolsを選んでインストール。
これがないとhomebrewが変になることが(極めて稀に)ある。
#Java Runtimeインストール
同様にJava for OS X Developer Packageをダウンロードしてインストール
#homebrewインストール(+git)
端末で以下を実行
$ ruby -e "$(/usr/bin/curl -fksSL https://raw.github.com/mxcl/homebrew/master/Library/Contributions/install_homebrew.rb)"
$ brew install git
$ brew update
homebrew自体のバージョン管理のためにgitが必要
#(任意)zshインストール
シェルにこだわりが無いなら
$ brew install zsh
##(任意)oh-my-zshインストール
今まで.zshrcを自分で用意したことがない人はこれをいれると捗る
$ curl -L https://github.com/robbyrussell/oh-my-zsh/raw/master/tools/install.sh | sh
#python環境構築
$ curl -kL http://xrl.us/pythonbrewinstall | bash
$ echo '[[ -s "${HOME}/.pythonbrew/etc/bashrc" ]] && source $HOME/.pythonbrew/etc/bashrc' >> ~/.zshrc
$ pybrew install -fn 2.7.2 3.2 # 時間かかる
##(任意)virtualenvを分ける
virtualenvを作ってパッケージを切り分けたい場合は
$ pybrew venv create lab -p 2.7.2
$ pybrew venv create lab -p 3.2
これでpython2.7.2と3.2にそれぞれlab
という名前のvirtualenvが作成される。よく分からない人は、とりあえず作っておくと、後で後悔しなくて済む可能性が高いのでやっとくことを勧める。
##pythonのバージョンを切り替える方法
$ pybrew switch 2.7.2
$ pybrew switch 3.2
virtualenvを作った人は
$ pybrew venv use lab -p 2.7.2
$ pybrew venv use lab -p 3.2
venvをまたいで使いたいモジュールはvenvを切ってからインストールするといい(ipythonインストール参照)
##モジュールのインストール方法
インストールしたいバージョンにpybrewで切り替えてから以下を実行
$ pip install PACKAGE_NAME
##(任意)ipythonインストール
$ pybrew switch 2.7.2 # venv無しの2.7.2に移動
$ pip install ipython
$ pybrew venv use lab
ipythonの起動
$ ipython
このようにvenvなしの状態でインストールしたモジュールは全てのvenvから参照できる。
#ruby環境構築
$ curl -L get.rvm.io | bash -s stable
$ echo '[[ -s "${HOME}/.rvm/scripts/rvm" ]] && source $HOME/.rvm/scripts/rvm' >> ~/.zshrc
$ rvm install 1.9.3 # 時間かかる
##(任意)gemset
gemsetを使って環境の切り分け。こちらもよく分からない人はやっとくべき。
$ rvm use 1.9.3
$ rvm gemset create lab
$ rvm use 1.9.3@lab --default
globalという名前のgemsetが存在し、それに入っているgemは他の全てのgemsetからも参照できるので、汎用的なツールはglobalに入れるといい。(pryインストールの項目参照)
##(任意)gemでドキュメントのインストールをしないようにする
ドキュメントが要らない人だけ
$ echo 'gem: --no-ri --no-rdoc' >> ~/.gemrc
##gemのインストール
$ gem install PACKAGE_NAME
##(任意)pryのインストール
ruby用のインタラクティブシェル。gemsetに寄らず必要なのでglobalに入れる
$ rvm use 1.9.3@global
$ gem install pry
$ rvm use 1.9.3@lab # 戻す
起動するには
$ pry
#perl環境構築
デフォルトでperlbrewは$HOME/perl5/perlbrewにインストールされる。これが嫌な場合は
$ echo 'export PERLBREW_ROOT=$HOME/.perl5/perlbrew' >> .zshrc
$ source ~/.zshrc
$ curl -kL http://install.perlbrew.pl | bash
$ echo '[[ -s "${HOME}/.perl5/perlbrew/etc/bashrc" ]] && source $HOME/.perl5/perlbrew/etc/bashrc' >> ~/.zshrc
$ perlbrew install perl-5.14.2 # 時間かかる
$ perlbrew switch perl-5.14.2
$ perlbrew install-cpanm
#node環境構築
$ git clone git://github.com/creationix/nvm.git ~/.nvm
$ echo '[[ -s "${HOME}/.nvm/nvm.sh" ]] && source $HOME/.nvm/nvm.sh' >> .zshrc
$ nvm install v0.6.15 # 時間かかる
$ nvm alias default v0.6.15
##パッケージのインストール
nvmでnodeを入れると自動的にnpmが使えるようになっている。
npmはデフォルトでプロジェクト単位でパッケージを管理するので、rvmにおいてgemsetでパッケージを分けて管理したようなことをする必要がない。
パッケージをインストールするには以下のようにする
$ npm install PACKAGE_NAME
これを実行するとカレントディレクトリにnode_modulesというディレクトリが作成される。カレントディレクトリ以下のnodeプロジェクト全てからこのnode_moduelsは参照される。
グローバルな箇所に置きたい場合は-gオプションをつける。CoffeeScriptのインストール参照
##(任意)CoffeeScriptのインストール
$ npm install -g coffee-script