仕事でAtlas-SoCを触ってみて、おおっと思ったので書く。
モノはこちら。AlteraのCycloneV SoCというFPGAを積んだ安め($99)のボード。
Atlas-SoCとDE0-Nano-SoCはHWは同じものだけど、貼付のSDカードが異なるので注意。買うならAtlas-SoCがオススメ。
箱を開けると冊子(というほどのものでもない二つ折りの説明書)が入っているので、それに従って電源ケーブルとMicroUSBケーブルを接続。場合によっては再起動。で、上手く行くとAtlas-SoCがドライブとして認識されて以下のフォルダが見える。ここではWindows7使用。
start.htmをダブルクリック。この時点でFPGAではhttpサーバが起動している。ここではChromeブラウザの使用が推奨。
上の通り、ドライバインストールの指示が出るのでインストール。このドライバはどうやらUSBにTCP/IPを通すためのものらしい。インストール後、上記の指示のIPをブラウザで開いてみる。Ethernetケーブルの接続は不要。最初のままでOK。
凄くない?いや、普通なのかもしれないけど、FPGAボードでこういうやり方は今までなかったのでは。で、凄いのはこのブラウザから必要な物がみんな見れるし、FPGAのデモも出来るということ。例えば、Play→Blink The LEDsとクリックしてみる。
もうどうなるか一目瞭然。All Onとかボタンを押すとFPGAボードのLEDがその通り点滅する。
FFTなんてのもある。凝ってる。
もちろんこのグラフはFPGAで計算して出したもの。
同様にブラウザから仕様も見れるし、
"Learn"のところでは各種技術情報や動画まで見れる。日本語w
"Try"のところではチュートリアルとかの案内があるんだけど、
VNCがどうのとか言ってるので、VNC Viewerで例のIPにつなげてみると、
普通に起動して、コンパイラとかも全部動く。凄くない?
ということでこのボードは、SW屋さんにSOC系FPGAを普及させるためにAlteraのFAEが頑張って環境作ったというだけあって、なかなか凝った作りになってる。ここからFPGA内部のHWを作るとなると別途勉強が必要ですけどね。
ということでした。こういう内容ってQiitaに書いて良いのかなあ。問題あったら指摘して下さい。