IDE(eclipse)にプロジェクトをインポート : Scalaでコードを書く
この記事はScalaでコードを書く時の、セットアップや動かし方、テストなどをまとめた研修用資料です。
IDE
Scalaでコードを書く時のIDEは、今の所下記2つ辺りが良さそうです。
今回はeclipse(luna)を使います。
eclipseにScala用のプラグインをインストールする
Scala IDE for eclipseを使います。
- eclipseのツールバーの「Help」を選択し、「Install New Software...」をクリックします。
- 上記サイトに記載されていた下記URLを「Work with:」に入力します。
http://download.scala-ide.org/sdk/lithium/e44/scala211/stable/site - 表示されたプラグインを全てチェックし、「Next」をクリックします。
- License条項に同意し、「Finish」をクリックします。
- 最後にeclipseを再起動します。
eclipseにプロジェクトをインポートする(Windowsの場合)
- コマンドプロンプロトを起動し、プロジェクトが存在するディレクトリまで移動します。
cd [プロジェクトのルートディレクトリ]
- activatorを起動します。
Windowsの場合
activator.bat
Macの場合
./activator
ここから一緒です。
- eclipse用の.projectと.classpathファイルを作成します。
(※「with-source=true」オプションでソースをダウンロードし、eclipse上でソースを参照出来ます。)
> eclipse with-source=true
初回実行時はかなり時間がかかるので、ゆっくり待ちます。
急ぎの人はオプション無しでも良いです。
> eclipse
下記が表示されたら完了です。
[info] Done updating.
[info] Successfully created Eclipse project files for project(s):
[info] minimal-scala
最後に、eclipseにプロジェクトをimportします。
- eclipseのツールバーの「File」を選択し、「Import」をクリックします。
- 「Existing Projects into Workspace」を選択し、「Next」をクリックします。
- 「Select root directory」の「Browse...」を選択し、プロジェクトのルートディレクトリを選択し、「開く」をクリックします。
- 「Finish」をクリックします。
※ 今後、eclipseでビルドすることはしませんので、eclipseの「Build Automatically」はチェックを外すようにします。ツールバーの「Project」からチェックを外します。
Windows用の文字コード対応
activator.bat起動時に、キーボードの上矢印(↑)で以前入力したコマンドを再度実行したい場合があります。
Windowsの場合にはデフォルトでは文字化けしてしまうため、activatorの設定を変更します。
- ユーザのホームディレクトリにある「.activator」というディレクトリ内に、「activatorconfig.txt」という設定ファイルがあります。
例) C:\Users\john\.activator\activatorconfig.txt
もしディレクトリやファイルが存在しなければ新規に作成してもよいです。
ファイル名の頭が「.(ドット)」のディレクトリはコマンドプロンプトから作成します。
c:\> cd [ユーザのホームディレクトリ]
C:\Users\john\> mkdir .activator
- activatorconfig.txtを開き、下記を追記してください。
-Dinput.encoding=Cp1252
既に「-Dfile.encoding=UTF-8」が記載されている場合は、下記のようにコメントアウトして追記してください。
#-Dfile.encoding=UTF-8
-Dinput.encoding=Cp1252