LittleBits は面白いですね。インタフェースの簡素化はソフト屋にとっては魅力です。でも、いかんせん高い。
そもそも、作って、分解して違うのを作って、ていうループは、なにも残らなくて辛いのです。
学研の電子ブロックもそうですけど、この LittleBits の問題はそこにある。と思うんですよ。とにかく一発勝負すぎる。
だいたい工作って言ったら、作ったものを並べて、放置して、あとで
「ああ、俺はこんなにゴミを作っちまったのか・・」
という罪悪感が醍醐味なわけじゃないですか。部品が安くないと、これができない。
とりあえず LittleBits の開発キットを入手したのですが、これも高い。高いよ!
これじゃゴミを作りっぱなしにできない。
というわけで、せめて LittleBits のコネクタだけでどれだけ頑張れるか、という戦いが始まるわけです。
ゴミを作る戦いです。
とりあえず電源から
もちろん電源は LittleBits に付属しているんですが(9V電池)、無くなると廃棄するしかない電池ってあまり使いたくないんですよね。
環境がどうとかそういうことでもなくて、正しく捨てるのが面倒といいますか、アマゾンで電池をクリックするのが億劫といいますか。
使いまわせるものは使いまわしたいのです。
なので充電池を使うんですが、5V出力するために6本とか8本とか並べたくありません。
どうせたいした電流はいらないんだから(必要になったらまた考える)、単四充電池2本を昇圧して5V出します。
モデリングします
モデリングの前に LittleBits のコネクタの形状を計測する必要がありますが。そこはノギスでがんばります。
下の溝にコネクタがはまります。上の溝には基盤が差し込まれます。
3Dプリンタを入手してから、徐々にモデリングも板についてまいりました。テクスチャ貼る技とかは一切身につきませんけど。
プリントアウトします
昇圧回路を作ります
こちらのページを参考にしています。
http://blog.goo.ne.jp/jsbach2005/e/1f134b1cdc9b5b47ed1a8631b2e83ccd
当該ページは2008年09月05日ですが、現在でも有効であることをここに記しておきたいと思います。
最低限の情報として回路図も書きましたが、詳細は元ページを参照ください。
実は同等の昇圧回路がが秋月とかで500円で売ってますけど、ゴミを作るのに500円はちょっと高いのです。
完成
こうなりました。充電電池2本(2.5V程度)でもちゃんと 5V でてます。LittleBits のパーツとも接続できてます。
せまいところにがんばって並べました。
コネクタ部。3Dプリンタでギリギリのサイズに作ると、パシっとはめるだけで固定できます。
次がんばる
やっぱコネクタとの結線が課題。線を伸ばすんじゃなくて、ユニバーサル基盤を加工するのがよさそうだなあ。
こうしてゴミが増えていくわけです(主目的)。