Pepperの調子が悪くなった場合は、以下の手順でPepperを工場出荷時の状態に(Factory Reset)できる。
Pepperに保存してあるデータが全て削除されるので、必要なデータは適宜バックアップしておく。
この手順で、Pepperが破損しても筆者は一切の責任を負いませんので、自己責任で行ってください。
対応NAOバージョン
2.0.6.8
SSHでPepperにログインする
ユーザー名:nao
IPアドレス:Pepperの電源ボタンを押すとIPアドレスを教えてくれる
パスワード:Pepperの初期設定時に設定したもの
factory-reset.requestedファイルを作成する
以下のコマンドを実行する。この時パスワードを要求されるが、Pepperのrootのパスワードを入力する。デフォルトはroot
su -c "touch /var/run/factory-reset.requested"
以下のコマンドで正常にファイルが作成されたか確認できる。ファイルパスが表示されればファイルが作成されているが、"No such file or directory"の場合は作成に失敗している。
ls -l /var/run/factory-reset.requested
Pepperをシャットダウン
電源ボタンを長押ししてPepperをシャットダウンさせる。この時、肩のLEDが赤色で点滅し、初期化が進行していることを示している。初期化には20分程度かかるので待つ。
Pepperを起動
初期化が完了すると、肩のLEDが消灯するので、電源ボタンを押して起動させる。
初期設定
起動すると初回起動時の初期設定画面になるので、必要な設定を行う。