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PostgreSQLの環境をmacのローカルに作成&SQL操作(&ついでにDataGripへの接続)

Last updated at Posted at 2016-11-23

主に使うコマンドまとめ

一番最初に、今後よく使うコマンドをまとめておく

サーバーの起動

% postgres -D /usr/local/var/postgres

このコマンドでpostgresサーバを起動し、起動させたら別のコンソールウィンドウを開いてpsqlコマンドを操作する。

データベース一覧を見る

% psql -l

データベースに接続

% psql -U ユーザー名 データベース名

その他、sqlコマンド系

sqlコマンド 説明
\l DB一覧表示
\c DB名 接続先DB変更
\d テーブル一覧
\d テーブル名 テーブルの項目(フィールド)確認
\q psqlを終了する

HomebrewでPosgreSQLをインストール

では、あらためてインストールから

% brew install postgresql

もしかしたらここでopensslに関するエラーや他のパッケージをreinstallしろ的な指示がでるかもしれないが、出たらその通りに従う

すでに何らかの事情でPostgreSQLをインストールしていて、最新版にupgradeしたらエラーで動かなくなった場合こちらを参照

インストールできたか確認

以下、コチラのページから必要な項目をコピペ

% postgres --version
postgres(PostgreSQL) 9.3.4

PostgreSQLサーバーの起動

起動しとかないとsql動かないし以下のコマンドも全部動かない

% postgres -D /usr/local/var/postgres
LOG: database system was shut down at 2014-07-09 00:37:58 JST LOG: database system is ready to accept connections LOG: autovacuum launcher started

その他設定

サーバーが起動したか確認

(サーバーを立ち上げたウィンドウとは別のウィンドウを開く)

シェルに見た目の変化はないが、サーバーがバックで動いていればsqlコマンドが使えるようになっている
psql -lすると現在存在するデータベースの一覧が表示される

% psql -l 
                                  List of databases
    Name     |   Owner    | Encoding |   Collate   |    Ctype    | Access privileges
-------------+------------+----------+-------------+-------------+-------------------
 example-db  | demo_ysdyt | UTF8     | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 |
 example-db2 | ysdyt      | UTF8     | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 |
 postgres    | ysdyt      | UTF8     | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 |
 template0   | ysdyt      | UTF8     | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 | =c/ysdyt         +
             |            |          |             |             | ysdyt=CTc/ysdyt
 template1   | ysdyt      | UTF8     | ja_JP.UTF-8 | ja_JP.UTF-8 | ysdyt=CTc/ysdyt  +
             |            |          |             |             | =c/ysdyt
(5 rows)

DBの置き場所を環境変数に設定

自分が使っているシェルに以下を追記してsourceで反映する

export PGDATA=/usr/local/var/postgres

新しいユーザアカウントを追加

環境変数$USER がスーパーユーザとして作成されており、そのまま使うのはあまり良くないので、新しくユーザを作成する。ユーザ作成時にパスワードを付与するためには-Pオプションを使用。

% createuser -P <pg-user>
Enter password for new role:
 Enter it again:

データベースの作成

createdbコマンドで新規データベースを作成する。ここでは"example-db"というデータベースを作成した場合のコマンド。

% createdb example-db -O <pg-user>

オプション -Oで作成するデータベースの利用者となるユーザーを指定
きちんと作成されていればpsql -lで作成したデータベースが表示されているはず

psqlコマンドでDBに接続

% psql -U ユーザー名 example-db
psql(9.4.0) 
Type "help" for help 

example-db=>

-Uオプションでデータベースに接続するユーザー名を指定する
インターフェイスが上記のような対話形式に切り替わる

この => の後にsqlのコマンドを打ってテーブルとか作る感じ(createdb, dropコマンドなど)
これにより“データベース”の下に複数の”テーブル”を作成する

sqlコマンドの入力は一行の終わりごとに ;をつけるルール

その他、sqlコマンド

sqlコマンド 説明
\l DB一覧表示
\c DB名 column
\d テーブル一覧
\d テーブル名 テーブルの項目(フィールド)確認
\q psqlを終了する

psqlコマンドでテーブルの作成

参考項目をコチラからコピペ

PostgreSQLの項目型

    smailint / int2                     2 バイト整数
    integer / int / int4                4 バイト整数
    bigint / int8                       8 バイト整数
    decimal(a, a) / numeric(a, s)       10 進型
    real / float4                       6 桁単精度浮動小数点
    double precision / float8           15 桁倍精度浮動小数点
    serial                              4 バイト順序
    bigserial                           8 バイト順序
    date                                日付
    time                                時間
    timestamp                           日付時間
    char(文字数) / character            固定長文字列  (最大 4096 文字)
    varchar(文字数) / charcter varying  可変長文字列  (最大 4096 文字)
    text                                無制限テキスト
    ラージオブジェクト                  oid 型 (いまいちわからん) (^^;
    boolean / bool                      true / false

テーブルの作成

基本的には以下の感じでテーブルを作成する

create table testm (
  key            char(008),
  data1          serial,
  data2          int8,
  data3          int8
);

これをsqlコマンドが使える状態( example-db=> の後に)ベタで打っていく。;を打ってコードの終わりを明示しない限り次の行に移って入力続き待ちとなる。

新たにテーブルに追加項目を後から入れることも出来る(alterとか使う)。列名の変更も後からでもできる。

注意点として、PostgreSQL では、primary keyuniquenot null制約については、 create table時にしか定義できない。

ちなみにテーブルを削除するときは下記(※ セミコロンを忘れない!)
DROP TABLE <table名> ;

csvファイルをインポートしてデータベースを作成する

データベースをCSVでどこかから落としてきた時、それをimportしてテーブルを作る方法。
既存のcsvファイルからのimportには COPY というsqlコマンドを使う。importするときに各カラムの項目型を指定するのがめんどくさい。以下そのやり方。

csvデータのインポートに関しては基本はココを参照

1. インポートしたいデータベースに移動

$ psql -U ユーザー名 データベース名

2. importしたいcsvデータの確認

例えば、こんな感じのデータをimportしてユーザ情報テーブルを作りたい場合

顧客番号,性別,年代,登録日,退会日,都道府県
2456,1,5_30代後半,2008-07-26,,宮城県
432,1,1_10代,2015-01-03,2016-05-03,群馬県
6688,2,5_30代後半,2015-01-28,,千葉県

3. まずはCREATE TABLEする

memberという名前のテーブルを作る

以下のテキストを => の後におもむろに貼り付ける

CREATE TABLE member (
  member_id     INT,
  gender        INT,
  age_group     VARCHAR(20),
  registered_at DATE,
  withdrawn_at  DATE,
  prefecture    VARCHAR(20)
);

もしくは上記のCREATE TABLE文が書かれた member.sql スクリプトファイルを作成し、以下のpsqlコマンドでもテーブル作成できる

% psql -d データベース名 -U ユーザ名 -p ポート番号 -f member.sqlのパス

psqlコマンドを使う方法のほうが、CREATE TABLE文のスクリプトがファイルとしてきちんと残るし、シェルスクリプトを使って複数の.sqlファイルを実行して一気に複数テーブルをCREATEすることも出来るので便利

4. csvデータをCOPYで取り込む

同じく、以下のテキストを => の後におもむろに貼り付ける

copy member
from 'csvファイルを置いてるパスを指定'
with csv
ignoreheader 1
;
GRANT ALL ON TABLE member TO public;

これで問題なければ memberテーブルにcsvの内容が格納さえているはず。
GRANT ALL ~~~ はmemberテーブルに対するアクセス権限の付与について。後述。

トラブルシューティング

以下のように super userじゃないと実行できないけど \copyでもいいよとでたらそれに従う。

ERROR: must be superuser to COPY to or from a file
HINT: Anyone can COPY to stdout or from stdin. psql's \copy command also works for anyone.

もしCOPYで取り込みたいcsvファイルのデータとCREATE TABLE時に指定した各ラベルのデータ型タイプが違っているとエラーを出してCOPYが失敗する。

ERROR: invalid input syntax for integer: "カラム名"

型タイプがよくわからない場合はとりあえずデータ型をtextにしとけばうまくいくっぽい…?

もし文字化けによるエラーが出た時。
EXCELで作成したCSVだとencodingはShift-JISになっている。エディタで変換して保存し直すか、nkfなどのlinuxコマンドで変換するか。もしくはsql上で以下を実行しても良い( Shift-JISに変換したい場合)

SET client_encoding TO 'SJIS';

テーブル名を変更したい場合

ALTER TABLE 名前変えたいテーブル RENAME TO 新しいテーブル前;

テーブルをさわるための権限の(ユーザーに対する)追加・削除

参考はこちら

権限の付与は細かく設定できるらしいが、localで自分が使うだけだし、めんどうなので

GRANT ALL ON TABLE テーブル名 TO public;

で全体に全権限付けとけばとりあえずokなはず
個人に権限を付けたい場合は publicのところにユーザーアカウント名を書く

(おまけ)DataGrip(GUIツール)に接続してsql操作する

上記のようにコンソール上でsql操作するのもいいけど、個人的にはIDE(DB用のGUIツール)経由で操作するほうが楽で好き。
個人的お気に入りはJetBrain社のDataGripです。デザインもかっこいいので使っていて気持ちいい。

DataGrip

画像はこちらより転載

JetBrains DataGrip: Your Swiss Army Knife for Databases and SQL

注意点

DataGripのようなツールからデータベースをいじるときでもターミナルでは

% postgres -D /usr/local/var/postgres

してsqlサーバーを立ち上げっぱなしにしないといけない(これが切れるとDataGrip上で ”コネクションが無いよ"とエラーがでる)

データベース接続

  1. DB接続画面で以下を入力
- Host -> localhost
- Port-> 5432
- Database -> 上で作成した繋ぎたいデータベース名(※テーブル名ではない!)
- User -> 上でデータベースを作成したユーザー名(アクセスの権限をもったユーザーであること。権限の付与などについては前述)
- Password -> `create user`したときに設定したパスワード
  1. その下の「Driver: PostgresSQL」というところをクリックして、その先の画面でdriverの「download」みたいなボタンを押すと自動でファイルが読み込まれる

  2. 「Test Connection」押す(だめならここでコケる)

  3. 「ok」をおす

その後、データベースと正しく接続されれば、

sqlを書くエディター画面(コンソール)の左のカラムに、設定したデータベースが表示される
(「pg_catalog」と「public」が表示される)
(正しく接続されていれば「public」の中の「tables」の中に作成したテーブルが表示されている。)

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