Vagrant で Parallels が使えるのに今更ながら気付いたので、Mac OS X で動作する3つの provider について気になった点をメモ。なお性能比較はしていません。
VMware Fusion
- VM の kernel をアップデートすると VMware Tools を手動で更新する必要がある
- tcpdump するとハングして kill するしかなくなる (version 5 〜 7 で確認済み)
- vagrant-vmware-fusion plugin を VMware Fusion のバージョンアップ毎に買う必要がある
VirtualBox
- vagrant-vbguest plugin を入れておけば、VM 起動時に必要に応じて Guest Additions を自動更新してくれる
- VM の kernel をアップデートしても面倒がない
- macvlan を使うと (そのままでは) 通信できない
Parallels
- vagrant-parallels plugin は Parallels 主導で OSS で開発されている
- VM 起動時に必要に応じて Parallels Tools を自動更新してくれる
- VM の kernel をアップデートしても面倒がない
- Headless mode がないので、VM 起動時に VM のウィンドウが表示される
- VM のウィンドウを閉じても停止するわけではない
- Parallels Desktop.app を Cmd+Q 等で閉じたら VM も終了してしまう
- Parallels Desktop.app を起動せずに
vagrant up
すれば Headless で動作するが、その後アプリを起動すると起動中の VM のウィンドウが表示される- Yosemite の通知センター Widget はアプリが起動していないと使えない