オートスケーリングを設定していて疑問に思ったことがあったので、
まとめてみた。
ちなみにオートスケーリングとは、AWSが提供しているサービスの一部でEC2を動的に縮小あるいは拡張する機能のことです。
今回はオートスケーリングの方式について説明するので、
何ができるのか、メリデメなどの詳しくは他の人がまとめているので、
そちらを参照してください!
http://qiita.com/iron-breaker/items/2b55da35429da7b19e49
まずオートスケーリングにも2つの方式があります。
1.静的なスケーリング(オートヒーリング)
2.動的なスケーリング(オートスケーリング)
1.静的なスケーリング
スケーリンググループ内のインスタンス数を維持する。
そのためスケーリンググループ内のインスタンスが故障した場合は、
削除し、新たなインスタンスを立ち上げる。
指定する「desired-capacity」の考え方は、
desired-capacity=スケーリンググループに属するインスタンス数
となります。
2.動的なスケーリング(オートスケーリング)
動的なオートスケーリングは、静的なオートスケーリングと一番異なっている点は「desired-capacity」です。
動的なオートスケーリングの「desired-capacity」は、
desired-capacity=スケーリンググループ内で増減するインスタンス数
となります。
今回オートスケーリングで困ったのは、
「desired-capacity」という単語です。
「desired-capacity」とはインスタンス台数を調整できる幅です。
GUI上だとグループサイズと記載されています。
ちなみに
desired-capacity=調整タイプ=グループサイズ
になります。
調整タイプには以下のものがある
ChangeInCapacity:既存の容量を増減する。現在の容量3でChangeInCapacityを5でポリシーを
作成すると3+5で8インスタンスとなる
ExactCapacity:指定した値に現在の容量を変更。現在の容量3でExactCapacityを5でポリシーを
作成すると5インスタンスとなる
PercentChangeInCapacity:割合で容量を増減。現在の容量10でPercentChangeInCapacityを
10(10%の意味)でポリシーを作成すると11インスタンスとなる
これがどのような時にどんな調整タイプが使われるかを以下にまとめてみました。
・ExactCapacity→静的なスケーリング(オートヒーリング)で使われているポリシー。指定した値に現在のスケーリンググループにあるインスタンス数を変更。
例:現在のスケーリンググループの既存インスタンス3でExactCapacityを5
でポリシーを作成すると5インスタンスとなる。
・ChangeInCapacity→動的なスケーリング(オートスケーリング)で調整タイプで指定したを値でインスタンス数を増減させる(これは増加させる単位をインスタンスに設定することでなる)。
例:現在のスケーリンググループの既存インスタンス3でChangeInCapacityを5
でポリシーを作成すると3+5で8インスタンスとなる
・PercentChangeInCapacity→動的なスケーリング(オートスケーリング)で調整タイプで指定したを値でインスタンス数を増減させる(これは増加させる単位をパーセントに設定することでなる)。
例:現在の現在のスケーリンググループの既存インスタンス10で
PercentChangeInCapacityを10(10%の意味)でポリシーを作成すると
11インスタンスとなる
オートスケーリング設定で活用してみてください。