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[Firebase]運用面における導入のポイント(利用料金、監視、セキュリティ)

Last updated at Posted at 2016-09-01

はじめに

FirebaseはmBaaSにカテゴライズされ、自前でWebサーバーをホスティングせずとも手軽にデータ管理を行うことができるGoogle製のクラウドサービスです。ソケット通信による双方向のリアルタイム参照/更新も魅力の1つとなります。

利用料金

プランは無料、月額固定($25/month)、従量課金の3プランがあります。
https://firebase.google.com/pricing/
利用料金

###例)1レコードあたり100Byteとした場合
100Byte = ID(10Byte)+名前(20Byte)+住所(50Byte)+電話番号(10Byte)+ その他(10Byte) 

無料(SPARK) 月額$25(FLAME) 従量課金(BLAZE)
同時接続数 100 無制限 無制限
データ容量 約1,000万件 約2,500万件 約1,000万件
データ転送量 約1億I/O 約2億I/O 約1,000万I/O

※同時接続数の無制限の実態は10,000件まで
※データストレージ(ファイル等)、ホスティングコンテンツ、TestLabは割愛
※制限が超過する前にメールが配信される
※SPARK、FRAMEプランの場合、制限値が超過した場合はAPIのレスポンスにエラーが戻る
(自動的にスケールするわけではないため莫大に請求されることはない)
※以前までは使用量を監視する機能はなかったが2016年7月末にコンソール画面に使用状況タブが用意され可能となった

###料金支払い方法
コンソール画面にログイン後に、左下のアップグレードから進むとクレジット登録画面に進みます。
※個人名などの情報は伏せています
料金支払い方法

##管理者の権限管理
Firebase用の管理ページから管理者アカウントの追加/削除/ロールの変更などが可能です。
管理者の権限管理

##Firebaseの障害情報
Firebase自体は毎週7分程度のダウンタイムがあるようです。※こちらのスライド参照しました
以下のページにて現在のfirebaseのステータス(障害情報)が確認できます。
https://status.firebase.google.com/

障害情報

##セキュリティ
データアクセスに関するセキュリティについて、基本的には全体、オブジェクト(DBのテーブル)単位、データ(DBのレコード)単位で指定が可能となります。
※考え方としてはオブジェクトのセキュリティは緩くして、レコード単位で絞っていくイメージです。

管理画面上ではJSON形式で指定します。
セキュリティ

基本的な概念として、firebaseのデータアクセスはアプリ(Webサイト)にログイン認証機能を設けて自分のデータのみ編集可能とし、他者のデータは閲覧のみまたはアクセス不可とするような考え方です。

ユーザー認証の仕組み、ユーザーデータ自体はfirebaseでも用意されております。
(Google、facebook、twitter、自前用、匿名などなど)

ログイン後はuidが割り振られ、先ほどのルールに記載することが可能です。
※以下はサンプルです。$uidとログイン後のuidが一致した場合のみ読み書きできるなど

{
  "rules": {
    "users": {
      "$uid": {
        ".read": "$uid === auth.uid",
        ".write": "$uid === auth.uid"
      }
    }
  }
}

管理画面など自前のサーバーから自由にアクセスしたい場合などは工夫が必要がそうです。
サーバーサイドから利用するFirebase

##その他(オフラインの挙動)
オフラインの挙動(こちらから抜粋)

スマホやPCから書き込まれたデータはローカルストレージに保存された後、サーバに送信されます。このとき、もしネットワーク障害が発生してもデータはローカルに保存され、ネットワークが復帰次第サーバに送信されて通常のFirebase処理を継続します。
オフライン

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