今までgitを使ってEmacsの設定をしていましたが、package.elとかcaskとかel-getとかを導入しようと思いました。その中でも、el-getが最もEmacsに特化していて、多くのパッケージを管理できそうなので、el-getを導入してみようと思いました。
環境
- Ubuntu 14.10
- Emacs 24.3.1
基本的には ~/.emacs.d/
に init.el
を置いて、そこに設定をカリカリ書いていく感じにしようと思います。
el-getのインストール
最初のel-getだけはgitからインストールすることにしました。
GitHubのリポジトリは https://github.com/dimitri/el-get です。
READMEにInstallationという項目があり、 git clone
しろと書いてあるのでcloneします。
$ git clone https://github.com/dimitri/el-get.git
今回は ~/.emacs.d/el-get
に配置しました。
~/.emacs.d/init.el
を以下のようにします
;; load-path で ~/.emacs.d とか書かなくてよくなる
(when load-file-name
(setq user-emacs-directory (file-name-directory load-file-name)))
;; el-get
(add-to-list 'load-path (locate-user-emacs-file "el-get"))
(require 'el-get)
;; el-getでダウンロードしたパッケージは ~/.emacs.d/ に入るようにする
(setq el-get-dir (locate-user-emacs-file ""))
これでEmacsを起動した時にエラーがでなければ問題ありません。
Emacsを起動した時にel-getがなかった場合は自動でcloneしてくるような設定もできますので、気になる人は調べてください。
適当にパッケージをインストールしてみる
では、試しにパッケージをインストールする設定を書きます。 init.el
に以下を追記しました。
;; auto-complage
(el-get-bundle auto-complete)
これによって、起動時に auto-complete
が入っていなかったら勝手に入れてくれます。一回Emacsを終了して起動してみると、なにやらダウンロードが始まります。ダウンロードが終わると、auto-completeが動いていることが分かると思います。
el-get-bundle
でインストールしたいパッケージを見たい場合は、 M-x el-get-list-packages
とすれば見られます。
パッケージのダウンロード元を設定する
csharp-mode
を入れてみたいと思います。以下を追記します。
(el-get-bundle csharp-mode)
そしてEmacsを再起動すると以下のように怒られます
Error (el-get): while installing csharp-mode: el-get: *git svn clone csharp-mode* Could not install package csharp-mode
というわけで、ダウンロード元を設定してみます。 csharp-mode
のGitHubのリポジトリは https://github.com/josteink/csharp-mode です。この場合は以下のように書きます。
(el-get-bundle josteink/csharp-mode)
これで無事に csharp-mode
のインストールが走ります。
csharp-mode
は個人で開発されたものらしく、ちゃんとした更新がなされていないので、いろいろと警告が出ますが、インストールできます。
このようにすることで、パッケージが登録されていなくても、GitHub のリポジトリを指定するだけで勝手に色々ダウンロードしてきてくれます。
おわりに
最終的にこんな感じになりました。