仮想環境構築 with Vagrant (Windows)

仮想サーバ環境

Vagrantを用いて、ローカル上に仮想環境を構築する
Vagrantの簡単な初期設定からChefの導入方法までを説明する。

事前に必要なソフト

• VirtualBox
• putty(Telnet/SSH クライアント)
• Vagrant
• Cygwin

1. 必要ソフト のインストール

仮想環境構築に必要なVM VirtualBoxをローカルにインストールする。
注:環境変数にVM VirtualBox のPassを登録しておく。
Vagrantをインストールしておく

2. 仮想環境の前準備

仮想環境を構築する前に、仮想環境用のOSを入手し、インストールしておく。

2.1 BOXを取得する

　仮想環境を構築したいBOXを取得することによって、選択したOSを使用することが可能になる。
　コマンドプロンプト(以下CMD)で、下記のコマンドを実行する。

local

 vagrant box add centos64 http://developer.nrel.gov/downloads/vagrant-boxes/CentOS-6.4-x86_64-v20130427.box

実行することで、vargrantにBOX(OSの設定情報みたいなもの)が追加される。今回のコマンドでは、CentOS64bitが手に入る、他のOSが欲しい場合は "vargrant Box" で検索。

注意：プロキシがある場合は、プロキシの設定を先にしておくこと。

2.2 BOXの一覧を確認する

vagrant に 登録されている BOX一覧を確認し、追加したBOXが登録されているかを確認する。
下記のコマンドを実行することで、vargrantに登録済みのBOX一覧が見える。

local

 vagrant box list

3. Vagrant で 仮想サーバの初期設定を生成する

仮想サーバ用のフォルダを作成し、当箇所に移動する。
仮想サーバの設定を保存する為、以下のコマンドを実行する。

local

vagarant init

3.1 vagrantfile を編集する

仮想サーバの設定を変更する為、vagrantfileを編集する。

local

config.vm.box = "***" <- vagrant box list で確認したBOXを記載する
config.vm.network :hostonly, "192.168.50.***" <-適当なIPを追記しておく

4. Hostを立ち上げる

仮想環境を立ち上げる。
ここで、上記の設定を行っておかないと、色々警告メッセージが表示される。

local

vagrant up

4.1 SSH接続が可能かを確認する

立ち上げた仮想環境に、ログインできるかの確認をする。
以後、操作がlocal側と仮想の両方にて、操作が発生する為注意。
以下のコマンドを実行する。

local

vagrant ssh

豆知識

 vagrant ssh-config --host *** >> ~/.ssh/config //***部分には、サーバ名のようなものを任意でつける
 ssh ***

5. Server内のSetUp(うぶんつ)

仮想サーバを起動できるようになったら、仮想サーバのセットアップをしていく。
既存でインストールされているソフトウェアの更新を行う。

仮想サーバ

sudo apt-get update

5.1 Gitのインストール

色々なソフトウェアをインストールする際、
Gitが入っていると、便利な為インストールする。

仮想サーバ

sudo apt-get install git

5.2 Rubyを最新版にする

Chefを入れる為に、RubyのVersionを更新する。

5.2.1 rbenvをインストールする

仮想サーバ

git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv
echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bashrc

5.2.2 ruby-buildをインストールする

仮想サーバ

git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

5.3 仮想サーバの再起動をする

設定を反映する為に、一度仮想サーバを再起動する。
仮想サーバ側の操作とローカル側の操作がある為注意。

仮想サーバ

exit

local

vagrant reload

5.4 RubyのVersionを更新する

Chefを使用する為に、RubyのVersionを上げる。

仮想サーバ

rbenv list
rbenv install 2.1.2
rbenv global 2.1.2

6. Chefをインストールする

Chefをインストールする。

仮想サーバ

gem install chef