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AppiumとCalabashについて調べてみた

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モバイルアプリのテスト自動化ツールであるAppiumとCalabashに関していろいろ調べたのでメモとして記載します。
もし加筆・訂正すべき情報があればコメントいただけるとうれしいです。

Appium・Calabash共通

サポート環境

  • iOS, Android両方に対応(AppiumのみFirefoxOSも対応)
  • シミュレータ, 実機どちらにも対応

仕組み

どちらも、アプリのテストツールをラップするサーバを起動させ、そのAPI経由でアプリを操作する仕組み。

テスト自動化ツール

  • iOS - UI Automation
  • Android - UiAutomator (もしくはInstrumentation)

クラウド

  • AWS Device Farmで使用可能

Appium

動作の仕組み

開発PC上で、SeleniumのWebDriver JSON wire protocolに準拠したAPIを持つサーバを起動させ、そのAPIを経由してアプリを操作する。

UI_automation_test_figures.001.jpg

記述言語

多くのプログラミング言語に対応
http://appium.io/slate/en/master/?ruby#list-of-client-libraries-with-appium-server-support

メリット

  • テスト用に特別にビルドする必要がなく、リリース相当のものでテストできる。
  • GUIツールが使いやすい。Inspectorで操作したいパーツを確認しながら、テストコードを生成できる。

デメリット

  • テストシナリオの作成・編集・解読にプログラミングスキルが必要。

Calabash

動作の仕組み

シミュレータ・実機側でサーバを起動させ、そのAPI経由でアプリ操作を行う。iOSの場合はアプリに組み込まれたcalabash.frameworkがCalabash Serverを起動する。Androidの場合はInstrumentation Test Serverアプリがインストールされる模様。cucumberコマンドを実行すると、テストシナリオに従ってAPIが呼ばれ、テストが実行される。

UI_automation_test_figures.002.jpg

記述言語

  • Gherkin https://cucumber.io/docs/reference
  • 各テストステップのカスタマイズにはrubyの知識が必要
    • 他の言語でも書けてもよさそうだが、ドキュメントが見つからない。

メリット

  • テストシナリオの可読性。Gherkinはプログラマでなくても読みやすい。その気になれば日本語でも書ける。そのまま検査仕様書できるかも?
Scenario: Example steps
  Given I am on the Welcome Screen
  Then I swipe left
  And I wait until I don't see "Please swipe left"
  And take picture
  • Gherkinの解釈結果はカスタマイズできるため、AndroidとiOSでそれぞれの解釈結果を用意することで、両OSで共通のテストシナリオを使用できる。

デメリット

  • テストシナリオを作成するのが難しい。このボタンはどうやったら指定できるか?等の確認にはCalabashが用意するCLIを使用する必要あり。
  • iOSではCalabash用に特別ビルドを行う必要がある。通常のTargetとCalabash用Targetの同期を取らないといけない。TargetとSchemeが自動生成されるのでWorkspaceが汚れる。

その他

Calabashで困ったこと

  • OSアップデート直後はうまく動作しなくなる。
  • 安定して動いてくれないことがある。特にUIAlertView関係。
  • 日本語入力がうまくできない(Appiumはできる)。

!!!: Appiumは未確認なだけで同じような問題はあるかもしれません。

参考リンク

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