さくらのレンタルサーバー「スタンダードプラン」を利用している者です。かなり素人レベルです。
独自ドメインでSSLを利用しようと考え、年1,000円くらいから証明書を購入できることがわかったのですが、無料の「Let's encrypt」でも暗号強度は変わらないという当たり前のことに気付き、Let's encryptを導入しました。
最初は、証明書やら何やらよくわからなかったので、ネットオウルさんのSSLBOXを使ってみました。
[SSLBOX]
(http://www.sslbox.jp/)
とてもわかりやすいインターフェイスで、会員登録は必要ですが無料。無事、自分のサイトがSSL化して、緑の鍵マークがかかりました。なんだかステキだ!
と思っていたら、知人がアクセスしようとしたら「このサイトのセキュリティ証明書には問題があります」「この接続ではプライバシーが保護されません」という警告が表示されました。macOS、Windows、iOSでは特に問題がなかったのですが、androidのブラウザは全滅状態でした。
サイトへのアクセスはできるのですが、SSLがかかっていない状態での接続になってしまうのです。それ以前に「攻撃者が、aaa.bbb.ccc上のあなたの情報(パスワード、メッセージ、クレジット カード情報など)を不正に取得しようとしている可能性があります」などと出て、安心してアクセスできる人なんていないでしょう。
そこで、改めてSSLBOXではなく、Macのほうで証明書の発行をやってみました。こちらの個人サイトを参考にさせていただきました。
[さくらレンタルサーバーのサイトを、Let's EncryptでHTTPS化する方法(Mac El Capitan版)]
(http://www.umurausu.info/blog/archives/lets_encrypthttpsmac_el_capitan.html)
ところが、さくらのサーバーに証明書を設置しても、結局前と様子は変わらず。androidではあの警告が出ます。困っていたところ、個人サイトにこんな記述が。
nginxの.confの設定を変えた。
cert.pemを指定していたところをfullchain.pemへ変更。
[[Let’s Encrypt] AndroidのGoogle Chromeでエラーになる場合の対処法]
(https://b.0218.jp/20160919114012.html)
まさかと思って、証明書のインストールでcert.pemでやっていたものをfullchain.pemに交換してみたところ、androidブラウザでの問題があっけなく消えました。
「.pem」の種類は次の通りだそうです。なるほど。
証明書
/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>/cert.pem証明書+中間CA証明書
/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>/fullchain.pem秘密鍵
/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>/privkey.pem中間CA証明書
/etc/letsencrypt/live/<ドメイン名>/chain.pem
[Let's Encrypt サーバー証明書の取得と自動更新設定メモ]
(https://blog.apar.jp/linux/3619/)
実際、このような使い方がいいのかよくわからないのですが、今のところ問題は起きていません。