うるう秒
平成29年(2017年)1月1日(日)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入される。
chronyとは
CentOS7/RHEL7からntpdに代わり標準となったNTPクライアント兼サーバ。
結論:この設定しておけば大丈夫!?
leapsecmode slew
maxslewrate 1000
smoothtime 400 0.001 leaponly
この設定なに
※間違っていたらすいません。
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leapsecmode slew
うるう秒におけるモード設定。クロッキングプロセスを無効にするらしい。 -
maxslewrate 1000
slew モードでの同期速度。slewレート1000ppm。1秒のずれを17時間34分かけて同期。 -
smoothtime 400 0.001 leaponly
長期間オフラインになっていた後でもスムーズに時刻同期してくれる。leaponlyオプションよりうるう秒のときだけ。
#うるう秒確認
下記コマンドで確認。
# chronyc tracking
Reference ID : xxx.xx.xxx.xxx (xxxxx.xxxx.jp)
Stratum : 4
Ref time (UTC) : Tue Dec 20 12:22:04 2016
System time : 0.000088983 seconds fast of NTP time
Last offset : +0.000108704 seconds
RMS offset : 0.000115711 seconds
Frequency : 9.257 ppm slow
Residual freq : +0.003 ppm
Skew : 0.056 ppm
Root delay : 0.006996 seconds
Root dispersion : 0.000607 seconds
Update interval : 1043.6 seconds
Leap status : Normal
最終行に、Leap status が「Insert second」に変わるとLeapフラグが立ち、leapを受信するようです。
leapはうるう秒挿入の24時間前から受信が始まるようです。
注意点
うるう秒に関するオプション設定「leapsecmode」はバージョン2.1.1から追加されたオプションであり、
RHEL7.1にデフォルトで入っているchronyのバージョンは古いため「leapsecmode」オプションはない。
そのため、パッケージアップデートが必要。
RHEL7.3からはデフォルトでインストールされているchronyは2.1.1であるため「leapsecmode」オプションを設定することが可能。