以前、機械学習や統計に関する情報収集についてまとめました。今日はその続きというか補足で、データ分析に役立つ無料で読める Python E-book をまとめました。
ここにある PDF を取り敢えず手持ちのタブレットか PC に突っ込んでいつでも必要なときに参照すると良いでしょう。毎回 Google 検索しても良いですが、確実に理解しておきたい基礎となる知見はやはり書籍で持っていたほうが安心です。
プログラミング言語
まずは Python 3 本体です。
Free Python Books
http://www.onlineprogrammingbooks.com/python/
上記からさまざまな Python の書籍を無料で閲覧することができます。中には少し古い Python 2 の書籍も混じっていますので、どのバージョンの Python を対象にしているか気を付けたほうが良いでしょう。
ちなみに筆者のおすすめは
Dive Into Python 3
http://www.onlineprogrammingbooks.com/free-book-dive-into-python-3/
上記は Web ページでなら日本語版を読めます。
http://diveintopython3-ja.rdy.jp/index.html
An Introduction to Python
http://www.onlineprogrammingbooks.com/read-online-or-download-pdf-an-introduction-to-python/
Become a Code Breaker with Python
http://www.onlineprogrammingbooks.com/become-a-code-breaker-with-python/
Programming Computer Vision with Python
http://www.onlineprogrammingbooks.com/download-free-pdf-programming-computer-vision-with-python/
あたりです。
Programming in Python 3, 2nd Edition
http://www.ebooks-it.net/ebook/programming-in-python-3-2nd-edition
こちらは無料ではありませんが Python 3 系でのプログラミングに関してはこの一冊を押さえておけばひとまず大丈夫かと思います。
数値計算
SciPy と NumPy の公式ドキュメントを参照すると良いでしょう。
SciPy Reference Guide
http://docs.scipy.org/doc/scipy/scipy-ref-0.14.0.pdf
NumPy User Guide
http://docs.scipy.org/doc/numpy-1.8.0/numpy-user-1.8.0.pdf
こちらはボリュームは膨大ですが、全範囲を網羅しているのでリファレンスとして役に立ちます。
データ分析
pandas 本家の公式ドキュメントです。
Python Data Analysis Library
http://pandas.pydata.org/pandas-docs/stable/pandas.pdf
これも公式の例に漏れず内容は膨大、リファレンスとして参照するのが良いでしょう。
データ可視化
これも Matplotlib の公式ドキュメントです。
Matplotlib
http://matplotlib.org/1.4.0/Matplotlib.pdf
1,000 ページ越えの膨大な量ですがすべてが必要になることは稀かと思いますので必要な部分を適宜参照すると良いでしょう。
自然言語処理
日本語の書籍、入門 自然言語処理の原著です。こちらも自由なライセンスで無料で読むことができます。
Natural Language Processing with Python (UPDATED FOR PYTHON 3)
--- Analyzing Text with the Natural Language Toolkit
http://www.nltk.org/book/
ただし上記の日本語訳の第 12 章にある日本語の取扱いの部分は当然ながら含まれていません。
しかしながら日本語部分はこちらから同じく無料で読むことができます。
Python による日本語自然言語処理
http://www.nltk.org/book-jp/ch12.html
これらを併せれば全章を電子書籍として無料で読むことができるというわけです。
まとめ
英語に抵抗さえ無ければほとんどの書籍を無料で読むことができます。良質なウェブ上の記事もありますが、やはりきちんとまとまった書籍を読むのが最も確実で安心でしょう。とても良い時代になったものですね。
他にも役に立つ書籍がありましたら情報をお寄せくださりますと幸いです。