LoginSignup
6

More than 5 years have passed since last update.

vvvv 50 について

Posted at

この記事は vvvv Advent Calendar 2016 の 25 日目の記事です。

ついに最終日です。
みなさんのアドベントカレンダー記事を毎日楽しみに読ませてもらっています。感謝の気持ちでいっぱいです。来年もやりたい!

vvvv 50

一番大きいものは VL の追加です。
VL とは vvvv に内包される、vvvv で使えるノードを作るための新しいビジュアルプログラミング言語、という感じです。
フレームベースド、データフロー言語というパラダイムの性質上、1フレームでループが書けない、状態の保持がシンプルではない、という不便さがありました。
VL は C# コンパチブルで、 C# を vvvv の VL エディタ上で vvvv と同じ感覚でビジュアルベースで記述でき、コンパイルと実行が動的にできる C# な感じです。
vvvv から発展し、テキストベースのプログラミングの学習をしたいとしたときに、どうしても壁が存在していました。が、vvvv -> VL -> C# という自然な学習フローができました。
言語フィーチャーとしても、ループの使用はもちろん、型の宣言、オブジェクト指向、ジェネリクス、デリゲート、非同期処理、.net で作られたライブラリの自動 VL 化、実行形式の書き出し、などなど。

vvvv の魅力、他の似た環境との明確に違う所として、開発者たちがあくまで一つのプログラミング言語として vvvv を開発しているという点です。
これは最初に開発を始める段階からブレない思想です。その思想の元、正統な進化を感じます。

もちろんこれまで通り vvvv だけでも同じように作品を作ることができますし、複雑な事や vvvv で難しいものは VL で書く、という感じになります。

vvvv 内での VL の使用に関する追加料金は現状ありません。
スタンドアロンバージョンができたらライセンス料の仕組みが出来そうです。

The Gray Book

公式の VL についてのドキュメントです。頻繁に更新されています。
更新落ち着いたら翻訳したいですね。
https://vvvv.gitbooks.io/the-gray-book/content/en/

vvvv 側のアップデート

vvvv 側ももちろん色々更新されています。
部分的にですが、今日から恩恵を得られる vvvv 50 として紹介します。

Spread

みんな大好き Spread カテゴリのノードも増えました。

・SpiralSpread
Record_2016_12_23_22_13_04_6.gif

・GridSpread
Record_2016_12_23_22_36_56_865.gif

・HexGridSpread
Record_2016_12_23_22_41_31_280.gif

・StarSpread
Record_2016_12_23_22_49_30_445.gif

・RectangleSpread
Record_2016_12_23_22_50_28_730.gif

Camera(2D)

Camera(2D) が結構便利です。
2次元的に移動とスケールが出来るシンプルなカメラです。
Record_2016_12_23_22_17_10_707.gif

Bezier エディタ

とても便利。
Record_2016_12_23_22_15_05_97.gif

Rekorder

GIF アニメとしてウィンドウをキャプチャできます。
Ctrl+4 で録画開始/終了。

Evaluate = false でノートが灰色に

Evaluate 切ってたわーみたいなミスがなくなります。
Record_2016_12_23_22_16_06_867.gif

Raw の扱いが高速に

嬉しい。

終わりに

正統進化をしている vvvv / VL は今後も楽しみです。
夏の NODE 16 とかではまた何かしらニュースがあることに期待です。

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6