Android Studio 2.2(2.2.2)の導入(前編)

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ygenda です。

Android Studio 2.2.2の導入および初期動作確認が終わりました。

物量が多いので、2回に分けて投稿します。前編は、ダウンロード~サンプルプロジェクトでの動作確認 です。

後編の記事はこちら。

http://qiita.com/ygenda/items/9c9eb7dbd0998b9340f2

0. はじめに

ホームディレクトリ名(C:\Users\xxx の xxx の部分)に全角文字が使われていないか、確認してください。

万が一使われている場合は、半角文字のみの別のアカウント(ローカルで良いです)を作成しましょう。そして、そのアカウントにサインインしてインストールを進めてください。

1. ダウンロード

まずはAndroid Studio 2.2.2本体を、以下のサイトからダウンロードします。

 ・ https://developer.android.com/studio/index.html?hl=ja

ページ下部の「Android Studio を使い始める」に移動します。

picture0.png

赤丸で示した.exeファイル(Android SDKを含む(推奨))をクリックします。

パッケージファイルの保存場所は、任意で良いです。

2. インストール

1.でダウンロードしたファイルをクリックして、インストールします。

picture1.png

普通に「Next」をクリックします。

picture2.png

インストールするコンポーネントの選択画面です。特に変更不要なのでこのまま「Next」をクリックします。

picture3.png

ライセンス承諾画面です。念のため一読して「I Agree」をクリックします。

picture4.png

インストール場所の設定画面です。

ここで、SDKのインストールパス名に全角文字が含まれていると、インストール後のセットアップ中にエラーが発生して次に進めなくなります(詳細は4. で後述)。

0.で記したホームディレクトリ名が全角文字の場合、これに引っかかるというわけですね。

ではその場合、半角文字のみで構成される任意のフォルダにSDKをインストールすれば良い、と思われる方がいるかもしれません。

しかしその場合、理由は不明ですがC/C++におけるソースレベルデバッグが意図通りに動かない(ブレークポイントは張れるものの、そこで止まらない 等)ようです。

したがって、0.に記した措置を取るのが良いです。

確認したら、「Next」をクリックします。

picture5.png

スタートメニューフォルダに関する設定画面です。そのまま「Install」をクリックで良いです。

picture6.png

インストール完了画面です。「Next」をクリックします。

picture7.png

このままセットアップを続ける場合は「Start Android Studio」にチェック、後でやる場合はチェックを外して「Finish」をクリックします。

この後日本語化をやるので、ここではチェックを外すのをお勧めします。

以上でインストールは完了です。

3. 日本語化パッチの取り込み

Android Studio 2.2.2の日本語化ですが、SushiSukiyakiSumoさんという方が2.1向けにカスタマイズしたものを作成してくださっています。

 ・ http://s3wordpress.wpblog.jp/2016/05/18/android-studio-2-0-を日本語化してみた/

こちらからzipファイルをダウンロード後解凍して、resource_jp.jar をインストールフォルダ(デフォルトの場合はC:\Program Files\Android\Android Studio)配下のlibフォルダにコピーしてください。

なおカスタマイズのベースは、以下のyuunaさんという方のファイルだそうです。

 ・ https://github.com/yuuna/IDEA_resources_jp

4. セットアップ

日本語化が終わったら、セットアップです。

picture8.png

セットアップへようこその画面。「Next」をクリックします。

picture9.png

インストールタイプの選択画面です。ここはStandard のままで「Next」をクリックします。

picture10.png

構成に関する設定画面です。ここは「Next」をクリックします。

なお、2.においてSDKのインストールフォルダのパスに全角文字が含まれていると、

picture_error1.png

このような画面が出てきて、先に進めなくなります(黒く塗りつぶしている部分に全角文字が含まれています)。

この後、サンプルプロジェクトのスタートアップに移ります。

5. サンプルプロジェクトのスタートアップ

picture11.png

「Start a new Android Studio project」をクリックします。

picture12.png

プロジェクト名、パッケージ名(Company Domainの部分)、およびプロジェクトのフルパスを指定する画面です。

C/C++を使うので、「Include C++ Support」にチェックを入れます。

入力が終わったら「次へ」をクリックします。

picture13.png

ターゲットのデバイスの選択画面です。ここは「Phone and Tablet」にチェックを入れて、赤丸の部分を選択します。好きなもので良いです。

ちなみに自分は使用中のAndroid端末が7.0だったので、API 24を選びました。

選択したら「次へ」をクリックします。

picture14.png

アクティビティの選択画面です。「Empty Activity」を選んで「次へ」をクリックします。

picture15.png

アクティビティのカスタマイズ画面です。ひとまず内容はこのままで「次へ」をクリックします。

picture16.png

C++の規格に関する設定画面です。新規格である「C++11」を選択することもできます。

ここではToolchain Defaultのままにして「終了」をクリックします。

サンプルプロジェクトのスタートアップはここまでで、編集に移ります。

6. サンプルプロジェクトの編集

サンプルプロジェクトの編集です。この中で、NDKとデバッガのインストールも実施します。

サンプルプロジェクトの初回動作時は、以下のような画面が出ます。

picture17.png

NDKが構成されてないから取り込んでくれ、というエラーメッセージが出ていますね。

C/C++を使って開発する場合、NDK(Native Development Kit)と呼ばれる開発キットが必要になります(Android StudioではJavaが共通言語でC/C++はネイティブ言語扱い、という理解です)。

そこで、「ファイル」→「プロジェクト構造」を選択し、以下の画面を出します。

picture18.png

赤丸で示した「Download」をクリックします。これで、NDKが自動的にインストールされます。

picture19.png

さて、今度はCMakeがないと言われてしまいました。

実は過去バージョンのAndroid Studio では Gradle というビルドツールが主流だったようですが、2.2でC/C++のサポート強化が取り込まれCMakeがビルドツールの主流になっているようです(他にはndk-buildもあるようですが)。実際、サンプルプロジェクトではCMakeを使ってビルドするのが初期設定になっています。

ないものは仕方がないので、「Install CMake and sync project」をクリックして取り込みます。

CMake環境は「CMakeLists.txt」というファイルを編集してカスタマイズするのですが、これは後編に回します。

picture20.png

取り込んだら、上記画像の右上にある「Sync Now」をクリックしてプロジェクト内での同期を取ります。

picture21.png

同期を取ったら、ひとまずデバッグモードで実行させてみます(赤丸で示したボタンをクリックします)。

picture22.png

C++用のデバッガが取り込まれていないため、このようなメッセージが出ます。「はい」をクリックしてデバッガを取り込みます。

picture23.png

ターゲットの端末の選択画面が出てきます。まだ何も作成されていないため、空っぽです。

ここでは、エミュレータを新規作成します。「Create New Virtual Device」をクリックします。

picture24.png

ハードウェアの選択です。何でも良いです。自分は「Nexus 5」にしました(手持ちの実機はandroid one(507SH)なのですが、一覧にないので...)

picture25.png

システムイメージの選択画面です。API Levelは、5.の中で選択したものに合わせましょう。選択したら「次へ」をクリックします。

picture26.png

AVD(Android Virtual Device)に名前を付けることができます。特に好きな名前がなければ、このままで「終了」をクリックします。

picture27.png

いま作成したAVDの情報が登録されました。一旦「キャンセル」します。

7. サンプルプロジェクトでの動作確認

いよいよ、サンプルプロジェクトでの動作確認です。一応、JavaとC++の両方でデバッグできるかも確認しておきましょう。

picture28.png

picture29.png

デバッグモードで実行させる前に、せっかくなのでJava側(MainActivity.java)とC++側(native-lib.cpp)にブレークポイントを張ってみます。赤丸で示した行にブレークポイントを設定します。

終わったら、

picture30.png

再び赤丸で示したデバッグモードでの実行ボタンをクリックして、AVDを選択して実行開始まで待ちます。

picture31.png

まずは、呼び出し元のJava側で止まることが確認できました。F9キーを押して再始動させます。

picture32.png

呼び出し先のC++側でも止まることが確認できました。F9キーを押して再始動させます。

picture33.png

C++側で作成した文字列が、仮想デバイス上に表示されていますね。

ここまで確認できたら、ひとまずスタートラインに立てたことになります。

後編では、プロジェクトのカスタマイズのやり方などを記載予定です。