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myThingsのSORACOMチャンネルについて

Last updated at Posted at 2016-03-09

はじめに

2016年2月25日、myThingsにSORACOMチャンネルが追加されました。
ここではSORACOMチャンネルでできること、その活用方法を紹介します。
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トリガー

トリガー名 設定項目 アクションに引き渡せる項目
特定のSIMの通信量が指定した値を上回ったら SIM
通信量の閾値
集計期間
再評価
IMSI
通信量(MiB)
ユーザーコンソールURL
特定のSIMが切断したとき SIM 名前
セッション状態
速度クラス
コンソールURL
特定のSIMが接続したとき SIM 名前
セッション状態
速度クラス
コンソールURL
指定した請求予定額を上回ったら 請求予定額の閾値 請求予定金額
課金情報URL

特定のSIMの通信量が指定した値を上回ったら

SORACOMユーザーコンソールの監視設定でも通信量に閾値を設けて、メール通知を行うことができますが、このトリガーを利用するとSlackやプッシュ通知などメール以外の手段でも通知が可能になります。

特定のSIMが切断したとき / 特定のSIMが接続したとき

SIMのセッション状態をトリガーにすることができます。
自作デバイスでこのトリガーを活用すればハートビート代わりに活用することができそうです。
(※ただしmyThingsのトリガー確認が15分間隔なので、死活監視に即時性が求められる場合は注意)

指定した請求予定額を上回ったら

通信量ではなく、全体の請求予定額に閾値を設けてトリガー化することができます。
請求予定額の閾値に0を設定し、実行タイミングを一日一回にすることで、請求予定額を日々チェックすることができるようになります。
(※請求予定額に変化が無い場合はトリガーは発火しません)
08d60c81407730235320.jpg

アクション

アクション名 設定項目
特定のSIMの速度設定を変更する SIM
速度クラス
特定のSIMを有効化する SIM
特定のSIMを無効化する SIM

特定のSIMの速度設定を変更する

何らかのトリガーが発火した際に、指定したSIMの速度設定を変更することができます。
直接SORACOM APIを活用することなく、メールの件名に特定文字列があった場合に速度変更を行ったり、位置情報チャンネルと組み合わせて自宅や職場など自分のいる場所に応じて速度を変更する、Jawboneチャンネルと組み合わせて睡眠/起床に合わせて速度を変更するといったことが可能です。

特定のSIMを有効化する / 特定のSIMを無効化する

何らかのトリガーが発火した際に、指定したSIMの状態を変更することができます。
決まった金額内で自作デバイスを運用した際など、前述の「特定のSIMの通信量が指定した値を上回ったら」トリガーや、「指定した請求予定額を上回ったら」と相性が良さそうです。

まとめ

以上、SORACOMチャンネルでできること、そしてその活用例をご紹介しました。SORACOMは便利なAPIが沢山公開されており、それらを使いこなせば様々なことが可能になります。

ただ、直接APIを使うほどではない場面や、APIを実行する条件が複雑な場面(位置情報と連動したい、睡眠/起床といった人の状況と連動したいなど)では、myThingsを活用するとあっさり実現できるといったこともありますので、そういった際には是非myThingsのSORACOMチャンネルをご活用ください!

こういった新機能リリースのお知らせは内容にあわせて、Facebookグループブログでお知らせしてますので、こちらもあわせて購読頂ければと思います。

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