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Rails環境構築編

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はじめに

  • 前回の続きです。
  • Rubyがひと通り触れることが前提です。
  • 新規でRailsアプリケーションを立ち上げ、基本的な書き方・読み方を覚えることがメインです。
  • 初心者にも分かりやすいように黒魔術を使わない。
  • 今回は導入編ということでRailsの環境を構築してアプリケーションを作成する土台を作ります。
  • 基本的にMac前提で進めていきます。

Railsとは

RailsとはRubyのフレームワークです。
フルスタックなので大体なんでも用意されています。
個人的にはORマッパーであるActiveRecordが非常に優秀だと思っています。
Rails = ActiveRecordと言ってもいいくらい優秀です。

※ ORマッパーとは、「オブジェクト」と「リレーショナルデータベース」をマッピング(対応付け)するものです。簡単にいうとデータベースやテーブルの情報をオブジェクトとして紐付け、プログラム上で扱いやすくしてくれるもののこと。

環境構築

Mac

  • gem install bundler
  • mkdir path/to/work_directory
  • cd path/to/work_directory
  • bundle init
  • Gemfileを編集
    スクリーンショット 2015-08-11 22.55.21.png

    • railsのコメントアウトを外す
    • railsのバージョンを指定(今回は最新安定版の4.2.3以上を指定)
  • bundle install --path=vendor/bundle

    • 必ずpathオプションをつけること。でないとグローバルに入ってしまうので
  • bundle exec rails -v

これでrailsのバージョンが表示されれば無事にrailsが入ったことになります。

Windows

http://magazine.rubyist.net/?FirstStepRuby#l5

  • インストーラーがあるのでそれを利用する
  • Windowsでの環境構築は一般的に大変なので仮想環境を立ち上げ、その中で環境構築するのも1つの手です。

さぁRailsだ

  • cd path/to/work_directory
  • bundle exec rails new . -d mysql
    • 今回はDBにmysqlを使います。入っていない人はmysqlを入れてください。
    • Gemfileがコンフリクトするのでyで上書き

これでRailsアプリの基礎は出来上がりました。

余談

  • ここらでプロジェクトをgit管理下においておきましょう
    • これ以下は任意ですがやっといた方が絶対に良いです。
  • git init
  • .gitignoreに管理しないファイルを追記
    • vendor/bundle以下は管理しないのでignoreファイルに追記
  • git add .
  • git commit -m 'first commit'

gitは今回の記事の範疇を超えるので説明は特にしません。ご了承ください。

簡単なWEBアプリケーションを作ろう

とりあえずRailsに慣れるために簡単な操作が可能なアプリケーションを作ってみましょう(ここからbranch分けとくといいかも)

  • bin/rake db:create
  • bin/rails generate scaffold user login_code:string name:string password:string
  • bin/rake db:migrate

データベースを作成しユーザーモデルとそれを扱うコントローラー、テンプレートをまとめて作成しマイグレーションを実行する。
これで作られたデータベースにユーザーテーブルが作成されているはずです。

  • mysql -u root
  • show databases;

プロジェクト名_developmentのデータベースが作成されていれば成功です。

※ DBの確認ですが、今回はユーザーをrootで指定していますが環境によっては異なります。
config/database.yml内でusernameとpasswordを指定してデータベースを作りなおしてみてください。

サーバを立ち上げて画面から確認してみよう

  • bin/rails server -p 3000

これでサーバが立ち上がったのでブラウザからアクセスしてみましょう。
localhost:3000/usersにアクセス。
以下のような画面が出れば成功

スクリーンショット 2015-08-11 0.01.48.png

この画面から簡単なCRUD操作が可能なのでユーザーを作成したり編集したり削除したり、色々触ってみてください。
サーバーを停止させるには立ち上げたターミナルでCtrl-C

演習問題1

userと同様にcompanyについて作成してみましょう。
companyは企業名と住所と電話番号とメールアドレスの情報を持つとします。

おわりに

今回はこれで終わりです。
Railsを手元の環境に入れ、アプリケーションを作る土台が作りました。
次回は軽いMVCの話、Railsアプリケーションのディレクトリ構成、具体的なコードについて説明できたらと思います。

演習問題1解答例

bin/rails generate scaffold company name:string address:string phone_number:string mail_address:string
bin/rake db:migrate

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