はじめに
この記事の内容
Xtion PRO LIVEに関する技術メモ。
対象読者
Xtionについて何も知らない人。(何も知らずにはじめて触った人のメモが読みたい人)
背景(モチベーション)
某プロジェクトの終了に伴い、不要になった「Xtion PRO LIVE」を配布していたので、何台かもらった。
本当はKinectで遊ぶのが最高に盛り上がっていた2013年あたりに触ってみたかったのだが、当時お財布事情により指を咥えて楽しそうな人たちを眺めていただけ。
今更感はあるけど、せっかくもらったのだから、これを使ってなにかしたい!!
イメージ的には
みたいなことをしたいのだが、この手の知見が全くないズブの素人なので何からはじめていいのかわからない。
というわけで、まずは調査から。
Xtion PRO LIVE
Xtion とは?
ASUSが提供しているPC用モーションキャプチャデバイス。マイクロソフトの販売しているKinectの代替として利用している人が結構いる。Kinectは外部電源が必要なので、バスパワーで利用する場合はXtion一択の状況だったみたい。
Xtionのラインナップは以下の2種類が存在し、モデルの違いは内蔵するセンサーの種類。
- Xtion PRO ... 赤外線プロジェクタ、赤外線カメラ内蔵
- Xtion PRO Live ... 上記に加えて、RBGカメラ、マイクを内蔵
外観
外観はこんな感じ。
Xtion PRO Liveの特徴
ライバル視されるKinectとの比較記事が世の中的に流通しているので、その中で
項目 | Kinect | Xtion PRO LIVE |
---|---|---|
RGBカメラ | ◯ | ◯ |
距離センサー(赤外線カメラ) | ◯ ※Depth認識距離 0.8~3.5m |
◯ ※Depth認識距離 0.8~3.5m |
マイク | ◯(4つ) ※音声方向の取得ができる |
◯(2つ) ※音声方向の取得ができない |
チルトモーター | ◯ | × |
外部電源 | 必要 | 不要 ※USBバスパワーのみで駆動 |
商用利用 | ◯ ※Kinect for Windowsは商用利用できる、Kinect for Xbox 360は商用利用できない |
◯ |
首は自分では振れないけれど、外寸も小さく、軽いし、外部電源が不要なところがGood!!
※追記:
よくKinectのことを知らなかったのですが、比較用に参照したKinectの情報は、Xbox 360世代のKinect(Kinect v1)との情報を頂きました。
Kinect v1のうちKinect for Windowsは(Kinect for Windows SDKを利用することで)商用利用が可能です。Kinect for Xbox 360は商用利用は認められていません。
とのこと。助かります。
次にやること
なんとなく、ハードウェアのことはわかってきたので、次はこいつを動かす環境構築について調べる。
KinectもXtionもPrimeSense社のチップセットを使っていて、OpenNI(オープンソースで同社提供)という開発ライブラリを使って、何か作れるらしい。