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VagrantでRuby on Rails5.Xの開発環境を構築・インストールする

Last updated at Posted at 2017-04-19

今回は、Vagrantを利用してMacのローカルに仮想マシンを立て、そこにRuby on Railsの開発環境を構築・インストールしていきます。その開発環境で作成したプロジェクトをローカルで動かすところまでの手順をご案内をします。

項目      バージョン 
macOS Sierra 10.12.4
ruby 2.3.4
rails 5.0.2
VirtualBox 5.1.18 platform packages
Vagrant 1.9.3

1、事前準備:仮想マシン作成

Vagrantを利用するためには、VirtualBoxが必要になります。そのため、VirtualBoxとVagrantの両方をインストールしていきます。

1-1、VirtualBoxのインストール

VirtualBoxを各自の環境に合わせてダウンロードします。
今回は、Macを利用しているので、OS Xをダウンロードします。

1-2、Vagrantのインストール

Vagrantを各自の環境に合わせてダウンロードします。
今回は、Macを利用しているので、Mac OS XのUniversal (32 and 64-bit)をダウンロードします。

1-3、仮想マシンの取得

今回は、CentOS7のBoxを選んでBoxListに追加します。

$ vagrant box add centos7 https://github.com/tommy-muehle/puppet-vagrant-boxes/releases/download/1.1.0/centos-7.0-x86_64.box

なお、追加したBoxは下記コマンドで一覧を確認できます。

$ vagrant box list

1-4、仮想マシンの作成・設定

追加したBoxから仮想マシンを作成・設定します。

$ vagrant init centos7

仮想マシンを作成すると、そのディレクトリに下記ファイルが生成されるので、ローカルで動作させる場合は下記の通り編集します。

$ vi Vagrantfile

今回の編集箇所は25行目付近です。
下記設定箇所のコメントアウトを外し、下記の通り、guestとhostを3000に設定します。

Vagrantfile
 config.vm.network "forwarded_port", guest: 3000, host: 3000

この設定により、仮想マシンで作成したプロジェクトを動作させることができます。

2、ruby on railsの環境構築

ここからは、作成した仮想マシンにログインし、そこでRuby on Railsでプロジェクトを作成するための開発環境を構築・インストールしていきます。

2-1、仮想マシンにログイン

boxを作成したディレクトリで下記コマンドを実行し、仮想マシンにログインします。

$ vagrant ssh

2-2、開発環境構築の準備

作成した仮想マシンにはすでにRubyがインストールされていますが、バージョンが古いので削除をします。その後、yumのパッケージをアップデートします。

$ ruby -v
$ sudo yum -y remove ruby
$ sudo yum update
$ sudo systemctl stop firewalld
$ sudo systemctl mask firewalld 

AWS EC2(Amazon Linux)の場合、下記パッケージもインストールする必要があります。

$ sudo yum install git gcc openssl-devel

2-3、rbenvリポジトリをcloneする

rbenvリポジトリをgitでcloneします。そのため、まずは先にgitをインストールします。

$ sudo yum -y install git
$ git clone https://github.com/sstephenson/rbenv.git ~/.rbenv

rbenvリポジトリをcoloneしたら、PATHを通し、ターミナル(bash)実行時に rbenv init を実行するように設定します。

$ echo 'export PATH="$HOME/.rbenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile
$ cat ~/.bash_profile
$ source ~/.bash_profile

なお、rbenvのバージョンは下記コマンドを実行することで確認できます。

$ rbenv --version

2-4、Rubyのインストール

rbenvを利用してRubyをインストールしますが、その際に異なるバージョンのRubyをコンパイルしインストールするためのrbenvのプラグインであるruby-buildを先にインストールします。

$ git clone https://github.com/sstephenson/ruby-build.git ~/.rbenv/plugins/ruby-build

インストールできるバージョンが下記コマンドを実行することで一覧で表示されます。今回は、最新のバージョンをインストールします。

$ rbenv install -l
$ rbenv install 2.3.4
$ rbenv global 2.3.4

2-5、Railsのインストール

バンドラーをインストール後、Railsをインストールします。
今回は最新バージョンのRailsをインストールします。

$ rbenv exec gem install bundler
$ rbenv rehash
$ gem search -r rails | grep "^rails ("
$ gem install rails

2-6、プロジェクトの作成と起動

下記コマンドを実行することで、新しいアプリケーションが作成され、動作します。

http://localhost:3000/
にアクセスするとRuby on Railsのデフォルトのトップページが確認できます。

$ rails new cat
$ bundle exec rails server -b 0.0.0.0
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