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DataSpider × kintone連携

Last updated at Posted at 2016-05-09

DataSpider を使って、kintone アプリのデータ連携処理を作成します。

DataSpider には kintone アダプタが用意されており、
[レコード取得] [レコード追加] [レコード更新] [レコード削除] [API呼び出し] の処理を実行することができます。

今回のシナリオ

オンプレにある Excel ファイルのデータを kintone に書き込みます。

kintone連携.png

スクリプト作成方法

  1. DataSpider にログインします。
  2. プロジェクト・スクリプトを作成します。

デザイナ画面.png
▲処理の開発を行うデザイナ画面

データ読み取り処理

kintone に書き込むデータの読み取り処理を作成します。

今回は Excel ファイルのデータを利用します。
DataSpider 画面右側の[ツールパレット]より、[ファイル] -> [Excel] -> [シートから読み取り] アイコンをキャンバスにドラッグ&ドロップし、設定します。
Excelアイコン.png

Excel読み取り処理.png

▲読み取る Excel ファイル、範囲を指定

レコード追加処理

kintone アダプタの[レコード追加]アイコンを利用し、取得した Excel データを書き込む処理を作成します。

  1. DataSpider 画面右側の[ツールパレット]より、[クラウド] -> [kintone] -> [レコード追加] アイコンをキャンバスにドラッグ&ドロップします。
    レコード追加アイコン.png

  2. 設定画面に沿って、処理の設定をします。
    レコード追加処理.png

  3. [接続先]の設定をします。

  4. フィールド一覧右下にある[フィールド一覧の更新]を押下し、指定したアプリのフィールド情報を取得します。

  5. フィールド一覧内の[書き込み対象]のチェックボックスでデータを書き込むフィールドを指定します。
    レコード追加処理設定画面.png

接続設定について

DataSpider から kintone に接続するための設定です。
接続設定はアプリ単位に設定します。
同じアプリに対する処理であれば、接続設定を再利用することが可能です。
 接続設定画面.png
必須設定
- サブドメイン名:「●●●.cybozu.com」の●●●部分
- アプリID
- ログインID/PASS

Mapper でデータの加工・変換

Mapper アイコンを利用すると、データの加工・変換処理を行い、出力することができます。
今回は、[品名]の入力文字列の全角を半角に変換し、[分類コード]が「1001」であるデータのみを抽出する、というロジックを組んでいます。
mapper.png
 ▲Mapper 画面

今回のシナリオは以上です。
[Start] から [End] まで、処理の順番にプロセスフローを繋ぎます。

完成スクリプト.png

これで処理は完成となります。

その他の kintone アイコン紹介

レコード取得

アプリ内のレコードを取得します。
検索クエリを記述することも可能です。
レコード取得.png

レコード更新

読み込んだデータをもとに、アプリ内のレコードを更新します。
レコード更新.png

レコード削除

アプリ内のレコードを削除します。
レコード削除.png

API 呼び出し

kintone API を呼び出します。
APi.png

まとめ

  • DataSpider を利用すると、様々なフォーマットのデータを kintone と連携することができます。
  • API を使わなくても、簡単にレコードの取得・追加・更新・削除の処理を作成できます。
  • データ連携フローのひとつとして、kintone 連携を組み込むことができます。
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