ここ何年か新人研修に携わった際に、新人エンジニアに身に付けてほしいと感じた内容をまとめました。
専門的な話ではなく基礎的なスタンスですが、これらを身に付けたエンジニアは特に成長できると思います。
無限の可能性を秘めた新人エンジニア諸氏へ、今後の参考になればと投稿します。
7つの力
学ぶ力
- 様々なことに興味を持てる
- 万物は何らかの形で繋がっているため、安易に物事を切り捨てない
- 知識を得ることに喜びを感じられる
- 未知・無知は怖いことではない
- 小さな子どものように「新たな事を知る・理解する」ことを楽しもう
考える力
- なぜそうなるのか、なぜそうしているのかを疑問に思い考えられる
- どうあるべきかを推測することができる
- 今ある情報から「きっとこうなる」「こうすればできる」が考えられる
- どうするべきか、どうあるべきかを突き詰められる
- 最適解について向かっていく力と根気がある
調べる力
- 疑問に思ったこと調べる癖をつける
- 調べる内容にある程度アタリがつけられる
- 何を用いて調べれば良いかを判断できる
- 検索エンジンを上手く使いこなせる
- キーワードの指定内容
- 検索オプションの設定
- Web上の情報を盲信しない
聞く力
- 何を誰に聞くべきかの判断がつけられる
- 質問が適切に行える
- 疑問に思っている内容と背景を簡潔に伝えられる
- 回答を自身で消化できる
- 聞いたままの状態で放置しない
- 良い質問の仕方については「質問力の上げ方」を参考にどうぞ
伝える力
- 伝えるべき内容を判断できる
- なぜ、誰に、何を伝えるべきかが理解できる
- 伝えるべき(相手の欲する)情報が判断できる
- 事実と考察を分けて伝えることができる
- 自身の行動、考えを他者へ簡潔に伝えられる
- 口頭、文字どちらも大事
- 言葉はその場で訂正しやすいが文書はリアルタイムで訂正しづらい
- 文章(日本語)の書き方は凄く大事!
- 図や表、グラフなどの表現を適宜使えると更に良い
頼る力
- 仲間、先輩を頼ることができる
- 特に新人はアラートを上げないことが多い(アラートの上げ方、タイミングが分からない)
- 「〇〇分かけて解決しなかったら誰かに聞く」みたいなルールを決めると良い
- 勉強と違い仕事はチームプレイであることを認識できる
- 個人タスクの背景には組織としてのゴールがある
- 企業に属する以上、組織のゴールを目指さねばならない
- 一人は皆の為に、皆は一人の為に、の精神でいこう
見積もる力
- タスクの作業時間(量)を見積もることができる
- タスクに対して常に見積もる癖がついている
- タスクに対して作業工数と対応日数を考えられる
- この工数とは会社が支払うコスト(人件費)である
- 見積もる際の精度が徐々に上がっていく
- ※新人にはいきなりは難しいので、徐々に身に付けていってほしい