LoginSignup
0
1

More than 5 years have passed since last update.

Zoomdataを試してみよう(ビッグデータ編:4)

Posted at

前回の余談(?)にて、異なるビッグデータソリューション間においても、フュージョンを用いて、キーとなるデータの設定を行う事により、透過的に一つのデータソースとして取り扱う事が出来る事をご紹介しました。適材適所・適宜適量でスケールアウトしていくであろう、各種のビッグデータソリューションは、今後さらに進化し、同時に新たなコンセプトやテクノロジーを搭載した、次世代のソリューションも次々と出てくるかもしれません。それぞれの長所を最大限に活かし、色々な意味でハイブリッドビッグデータ環境に対しても、持続発展可能な高速可視化解析のプラットホームとして、Zoomdata自身も進化を続けているのです。

(1)環境の準備

さて今回は、少し趣向を変えてDrillを使ったZoomdataとの接続検証を行いたいと思います。
実は、このDrill接続用の環境は、モジュール類を”後入れ”をして頂く必要がありますので、まずはZoomdata社の方へご相談ください。

導入は非常に簡単です。例えば、CentOSへ導入する場合は、送られてきた情報を基にsudoyumコマンドを用いて行い、正常にインストールが行われた事を確認した後に、導入したコネクタのサービスを

sudo systemctl enable xxxxxxxxx-xxx-xxxxxx
(ここで、xxxxxxxxx-xxx-xxxxxxには、導入するコネクタ名が入ります)

で利用可能にして、最後にOSをリブートすればOKです。

正しくインストールが行われると、見慣れたSourcesページにDrillのアイコンが表示されると思います。

d2.jpg

さて、次にDrillが使えるSandboxの導入ですが、MapR社様がホームページ上で公開されていましたので、その環境を使わせて頂く事にします。(以下は執筆時点)

(1)MapR社ホームページへ移動
(2)画面右上にあるTRY MAPRを選択
(3)Download MapRを選択
(4)Download Sandbox with Drillを選択
(5)画面左側にあるGet the sandboxの必要情報を正確に記入
(6)Downloadを選択

登録したメールアドレス宛に、必要な情報が記載されて送られてきますので、それに従ってターゲットのSandboxをダウンロードすればOKです。

ダウンロード後に、仮想環境へインポートして起動すると、問題が無ければコンソールが起動して利用に必要な情報が表示されると思います。(今回使うのは、Zoomdataとの接続設定に使うIPアドレスになります)

d20.jpg

(2)Zoomdataの設定

ここまでくれば、基本的な手順としては今までと同じですので、サクッと接続検証を進めていきます。

d3.jpg

Zoomdataadminで入り、いつものコネクタ設定の画面を呼び出してから、必要事項を設定してNextを選択します。

d4.jpg

今回Jdbc Urlには以下の通り設定しました。

jdbc:drill:drillbit=XXX.XXX.XXX.XXX

その後、Validateを選択して暫く待つと利用可能なテーブルがリストアップされます。

d5.jpg

logsが使えそうなので、テーブルを選択してNextに進みます。

d6.jpg

Zoomdataお得意の時間軸との連携については、dateを使って設定を進める事にしますが、表記の仕方が若干異なっているようなので、以前ご紹介したCustom設定を行っておきます。今回はMM/dd/yyyyの形式に合わせてあります。

d7.jpg

d8.jpg

d9.jpg

以降は、サクッとNextを選択して一気にFinishまで行ってください。無事に登録が行われれば情報が格納されてユーザレベルから利用する事が出来る様になります。

d11.jpg

(3)接続検証とダッシュボード作成

実際の接続検証と基本的な流れは、これまでのご紹介と同じになりますので、詳細をご説明する事は省かせて頂きますが、いくつかのデータに対して可視化チャートを設定し、いつもの如く”なんちゃってダッシュボード”を作成してみました。

d12.jpg

以降の検証でも再利用出来る様に、今回のダッシュボードを保存しておきます。

d13.jpg

今回もサクッと保存できました。

d14.jpg

(4)今回のまとめ

今回は、Drillというインターフェース経由でのビッグデータ連携を検証してみました。Drill以外にも、接続方式が幾つか後付けで導入できますので、こんな接続って?・・・というご相談は、遠慮なくZoomdata社の方へお送りください。(日本法人も活動を始めていますので、日本語でのご相談も可能です)
次回は、既存のデータストアとして一般的に利用されている、SQL系のデータベースとの連携に関する解説を予定しています。

(5)謝辞

今回の記事作成に関し、ビッグデータソースのエンジンとして、MapR社様が公開されているSandboxを活用させて頂きました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1