TravisCIでAnsibleのPlaybookを自動チェックする。

概要

ansible-lintとGithub、TravisCIを使って、Githubへのpush毎にPlaybookのチェックを行います。

ansible-lintを使うことでplaybook中の改善ポイントや不適切なモジュールの使い方などをチェックすることが出来ます。
TravisCIは継続インテグレーションを行うことができるサービスで、Githubと連携して、リポジトリへのpush毎にビルドやテストなど処理を実行する事ができます。
今回はansible-lintを実行させてみました。

事前準備

Githubへの保存

• AnsibleのplaybookをGithubにpushします。

TravisCIの設定

• TravisCIのアカウントを作成します(Githubアカウントでログインできます。)
• TravisCIにログインすると自分のリポジトリを確認できるので、lintしたいリポジトリでスライダーをOFF→ONに移動します。

TravisCI設定ファイル(.travis.yml)の書き方。

リポジトリのルートディレクトリに以下のような.travis.ymlを作成してpushします。
この例ではsite.ymlをチェック対象にしています。

travis.yml

language: python
python:
  - "2.7"
install:
  - pip install ansible
before_script:
  - pushd ../
  - git clone https://github.com/willthames/ansible-lint.git
  - export PYTHONPATH=$PYTHONPATH:`pwd`/ansible-lint/lib
  - export PATH=$PATH:`pwd`/ansible-lint/bin
script:
  - popd
  - ansible-lint site.yml # change your playbook name

実行結果の確認

Push後にTravisCIでは.travis.ymlを自動的に読み込んでlintが実行されます。
結果が表示されることを確認します。

例えばunarchiveモジュールを使わずにshellモジュールでtarを実行していると以下の警告が表示されます。

[ANSIBLE0006] tar used in place of unarchive module
/home/travis/build/volanja/ansible-Redmine/roles/redmine/tasks/main.yml:0
Task/Handler: Extract tar.gz

バッジ

playbookのREADME.mdにTravisCIのバッジを貼っておけば、すぐに結果を確認することもできます。

lintで警告が出たところを優先的に修正しておきましょう。