LoginSignup
3
2

More than 5 years have passed since last update.

WebSocketライブラリ紹介 クライアント動作編

Last updated at Posted at 2016-08-23

免責

本記事を元にした作業において如何なる損害が発生したとしても、一切責任を負うことが出来ません。予めご了承の上でご参照下さい。

準備(管理者権限で作業して下さい)

  1. XamppをPCにインストールする(Pleiadesを使用)
  2. Arduino IDE 1.6.10以降をPCにインストールする
  3. ESPr Developer相当のマイコンボード(URL)※USBケーブルなどは必要に応じて用意して下さい
  4. WiFiルーター
  5. WebSocketライブラリ(URL)

動作確認 1/2(PC側)

まずPC側のPHPとブラウザでWebSocket動作を確認します。

  1. Pleiadesパッケージをダウンロードして下さい。 (URL)

    ※PHPを開発可能なFull Edition パッケージを選択して下さい。

  2. Cドライブ直下にフォルダを作成します。

    (例)C:\pleiades_php

  3. 次のフォルダにPleiadesパッケージを解凍して下さい。

    (例)「C:\pleiades_php」内に次の3つのフォルダが存在するようにして下さい。

    .metadata.default
    eclipse
    xampp

  4. 「C:\pleiades_php\eclipse\eclipse.exe」を実行してください。

    初期化が終わり、Eclipseが起動したらEclipseを終了してください。
    ※2016/08/31追記

  5. 「 C:\pleiades_php\xampp\xampp-control.exe 」を実行して下さい。

  6. XAMPPがウィンドウが開きます。ApacheのStartボタンを押して下さい。

    XAMPP_01.png

  7. 次の状態になるまで待ちます。

    XAMPP_02.png
    PID(s)の値は気にしなくて良いです。
    Windows 10にアップデートすると、別サービスが80番ポートを使用するため、Apacheが起動しない場合があるようです。
    対策は下記URLを参照下さい。
    https://o-sup.jp/blog/pc/299-201507805-win10-80port.html
    ※2016/08/31追記

  8. WebSocketライブラリの「 WebSocketPHP 」を「 C:\pleiades_php\xampp\htdocs\ 」にコピーして下さい。

    C:\pleiades_php\xampp\htdocs\WebSocketPHP\
    ※フォルダ内には2つのファイルが入っています。

    server.php
    index.php

  9. コマンドプロンプトで「 C:\pleiades_php\xampp\htdocs\WebSocketPHP> 」に移動して「C:\pleiades_php\xampp\php\php -q server.php」を実行して下さい。

    C:\pleiades_php\xampp\htdocs\WebSocketPHP>C:\pleiades_php\xampp\php\php -q server.php

  10. ブラウザで「 localhost/WebSocketPHP/ 」にアクセスして下さい。

    参照:PHPのみでHTML5のWebSocketを体験する方法

動作確認 2/2(ESPr Developer側)

  1. WebSocketライブラリの「 WebSocketClient_v0.7.0_beta 」から「 WebSocketClient_v0.7.0.ino 」を開いて下さい。
  2. WiFiルーターの「 "your_ssid" 」と「 "your_password" 」をお使いの環境に合わせて変更して下さい。

    const char* ssid = "your_ssid";
    const char* password = "your_password";
    ※WiFiルーター自体の設定については変更しません。

  3. 「 YOUR_PHP_SERVER 」をPHPを動作させているPCのIPアドレスに変更してください。

    g_http.begin("http://YOUR_PHP_SERVER:8080/WebSocketPHP/server.php");

  4. Arduino IDEから、ESPr Developerに対してプログラムをダウンロード(書き込み)します。

    参照:ESPr Developer ( ESP-WROOM-02 開発ボード )の使い方をザッと紹介

  5. コマンドプロンプトで「 server.php 」を実行して下さい。

    C:\pleiades_php\xampp\htdocs\WebSocketPHP>C:\pleiades_php\xampp\php\php -q server.php

  6. Arduino IDEからシリアルモニタを立ち上げ、ESPr Developerをリセットします。

    ツール > シリアルモニタ
    次の表示が出れば成功です。起動時に”Hello WebSocket”を送信しています。
    chat_00.png

  7. シリアルモニタから文字列を打ち込み、ブラウザ側に表示させることも出来ます。

    chat_01.png

本記事では、WiFiルータ経由でESPr DeveloperとPCが接続するサンプルを紹介させていただきました。
色々と応用して頂ければ幸いです。

謝辞

mgo-tec(mgo-tec電子工作)様のWebSocket関連記事を公開頂いたからこそ、本記事を作成する事が出来ました。私一人では到底成し得ないものであります。
改めて深い感謝の言葉を述べさせて頂きます。

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2