Asset Catalog への画像リソース追加をシェルスクリプトで楽に行う

Xcode 5 で追加された Asset Catalog は、画像リソースの管理に使うと便利です。
画像リソースをいじってもプロジェクトファイルが変更されないので、バージョン管理ツールでのコンフリクトが起こりにくくなります。また、非 Retina 画像と Retina 画像をペアにして管理できます。

しかし、Xcode 上で Images.xcassets に画像ファイルを追加しようと思うと、画像ファイルを所定の場所にいちいちドラッグ＆ドロップしなくてはいけないため、面倒であり、間違いも発生しやすいです。

実は、Images.xcassets は非常に単純な構成になっています。単に imageset というフォルダの中に、画像ファイルそのものと、Contents.json というファイルがあるだけです。
このため、スクリプトを作って処理を自動化することができます。

実際に、スクリプトを書いてみました。

• generate_xcassets.sh

これで、だいぶ楽ができます。

スクリプトの使い方

使い方は次のとおりです。

1. フォルダを新規に作り、そこに画像ファイルたちを入れます（aaaa.png と [e-mail] といったペアになるファイルを両方入れておきます）。
2. そのフォルダで、上記のシェルスクリプトを実行します。すると、imageset フォルダが自動で作成され、その中に画像ファイルが移動し、Contents.json が作成されます。
3. できた imageset を Images.xcassets フォルダに入れると、Xcode が自動的に認識してくれます。

実行例

フォルダ内に次のようなファイルがあるとします。

• aaaa.png
• [e-mail]
• bbbb.png
• [e-mail]
• cccc.png
• [e-mail]

このフォルダでスクリプトを実行すると、次のようになります。

• aaaa.imageset
  • aaaa.png
  • [e-mail]
  • Contents.json
• bbbb.imageset
  • bbbb.png
  • [e-mail]
  • Contents.json
• cccc.imageset
  • cccc.png
  • [e-mail]
  • Contents.json

補足

ごく単純なスクリプトであり、エラー処理や気のきいた機能などはありません。いろいろと改良の余地はあると思います。