作業手順を説明したGIF画像を共有するためにURLがほしかったので、手軽なアップローダを探そうとも思ったのですが、こちらの記事を思い出して GitHub Issue で済ませることができました。
そこで、アップローダとして情報共有サービスのエディタ画面を利用する場合、どのサービスがよいのでしょうか。
気になったので、小さなデータを作成して確認してみました。
アップロードできる拡張子一覧1
Qiita | esa.io | DocBase | GitHub Issue | |
---|---|---|---|---|
jpg | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
png | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
gif | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
セル貼り付け (Excel / Numbers) |
◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
× | ◯ | ◯ | △ | |
ppt | × | △ | △ | × |
pptx | × | △ | △ | △ |
xls | × | △ | △ | × |
xlsx | × | △ | △ | △ |
doc | × | △ | △ | × |
docx | × | △ | △ | △ |
exe | × | △ | △ | × |
zip | × | △ | △ | △ |
psd | × | △ | △ | × |
ai | × | △ | △ | × |
mp3 | × | ◎ | ◯ | × |
mp4 | × | ◎ | ◯ | × |
mov | × | △ | △ | × |
txt | × | ◯ | ◯ | △ |
html | × | ◯ | ◯ | × |
css | × | ◯ | ◯ | × |
js | × | ◯ | ◯ | × |
ico | × | ◯ | ◯ | × |
◎ : プレビュー画面に表示される
◯ : ブラウザで確認できる
△ : ダウンロードされる
× : アップロードできない
アップロードされるパス
次にアップロードされるパスです。
どのサービスも、画像とそれ以外で別のパスになっています2。
Qiita
JPG/PNG/GIF/セル
https://qiita-image-store.s3.amazonaws.com/<数字1桁>/<数字4桁>/<ランダム36桁>.<拡張子>
esa.io
JPG/PNG/GIF/セル
https://img.esa.io/uploads/production/attachments/<数字4桁>/<年4桁>/<月2桁>/<日2桁>/<数字3桁>/<ランダム36桁>.<拡張子>
MP3/MP4/それ以外
https://esa-storage-tokyo.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/uploads/production/attachments/<数字4桁>/<年4桁>/<月2桁>/<日2桁>/<数字3桁>/<ランダム36桁>.<拡張子>
DocBase
JPG/PNG/GIF/セル
https://image.docbase.io/uploads/<ランダム36桁>.<拡張子>
それ以外
https://docbase.io/file_attachments/<連番6桁?>
GitHub
JPG/PNG/GIF/セル
https://cloud.githubusercontent.com/assets/<数字7桁>/<数字8桁>/<ランダム36桁>.<拡張子>
それ以外
https://github.com/<所有者>/<リポジトリ名>/files/<数字6桁>/<ファイル名>.<拡張子>
感想
全般
注意点として、アップロードしたデータは基本的に削除することができません。
そのため URL は慎重に管理する必要があります。
DocBase は画像も資料もログインしているユーザしか閲覧することができないため、セキュアで、URLも短くなっています。
esa.io は DocBase と同様に『esaにログイン中のみ添付ファイルへのアクセスを可能にする』設定もあり、アップロードされたファイルの一覧画面からデータを削除することもできます。
エクセルのセルをコピーして貼り付けたところ、すべてのサービスで色情報を保持したままPNG画像に変換されました3クリップボードの画像を貼り付けることができました。
これも便利そうです。
Qiita
- 最大アップロードサイズ: 10MB
- エラー時の文言: Cannot read property 'name' of undefined
ドキュメント共有というより、エンジニア向けのコード共有サービスと捉えればPDFのアップロードはできなくてもよいと思いました。
Qiita:Team も同様にPDFのアップロードができないため、PDFを共有する必要があれば、別に管理をする必要があります。
esa.io
スライダー機能も早くから実装されていたほど、機能は随時追加されています。
mp3, mp4 がプレビューで再生できるのも驚きました。
最近はUML記法にも対応したようです。
※追記: 記事を書きました。
esa.ioで簡単に図を書きたい(UML記法) - Qiita
html, css, js, ico, 画像 をブラウザで確認することができるので、頑張れば静的サイトの運用ができそうです。笑
最大アップロードサイズでよくPDFが引っかかってしまう6のですが、それを除けば4一番使いやすいサービスです。
DocBase
- 最大アップロードサイズ: 10MB (画像) / 100MB (ファイル)
- エラー時の文言: Images of over 10 MB and files over 100 MB cannot be uploaded
グループ単位で記事を管理するのがとても快適そうです。
GUI もすっきりまとまっており、エンジニアではない方も落ち着いて記事が書けると思います。
GitHub
- 最大アップロードサイズ: 10MB
- エラー時の文言: Yowza, that’s a big file. Choose Files Try again with a file smaller than 10MB.
GitHub は PDF のファイル名を変更せずにアップロードできるため、ダウンロードをして再度利用する場合には便利です。その他のサービスではランダムなファイル名になってしまうので。
Issues はドキュメント共有ではなく課題管理のため、Wiki と合わせてプロジェクトを進めていきましょう。
おわりに
最終的にはアップローダどうこうは関係なくなってしまいました。
話を戻しますと、Qiita は対応拡張子が少なく、DocBase はログインしているユーザしか閲覧することができない。
GitHub は対応拡張子とアップロードするリポジトリに注意しなければならないので、アップローダとしてはデータの個別削除もできる esa.io を利用しましょう!
こちらからは以上です。
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2016年10月26日現在 ↩
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私がアップロードを試したときに確認したパスですので、リージョンや数字の桁数は変わるかもしれません ↩
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@kimama1997 さんコメントありがとう! ↩
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最大アップロードサイズの変更をしていただき(?)ました! ↩ ↩2
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そのおかげで プレビューを利用したPDFの圧縮方法 を覚えました ↩