最近、AWSの勉強をしています。
ただ、どうも勉強が地味なので、AWSを面白く勉強するためのコンテンツが欲しいと思いました。
が、なかなか見つからないため、自分たちで作ろうと思った次第です。
有志が持ち回りで、ストーリー仕立てでAWSを勉強していきます。
なお、ストーリーはフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
1話 起動
O上司から呼ばれたのは、春から夏に移ろうと木々が全力で新緑を芽吹かせている、そんな季節の朝だった。
「A君な、頑張ってもらったあの案件、失注したわ。」
いつもの快活なトーンでO上司は話し始めた。
「先方からメールで連絡もらってな。今回は別の会社にお願いするそうだわ。まぁ、やっぱりイニシャルにかかるコストが重かったって話だわ。」
『やっぱりか。。。』
頑張ってこなかったわけではない。それなりに思い入れを持ってプロジェクトを進めてきたつもりだった。しかしながら、見積もりを出した時の顧客の曇った顔を見ていたAは、この結果を予期していた。
「申し訳ありませんでした。」
かすれた声でAは言った。
「まぁ、気を落とすなよ!」
Oは最後まで快活だった。
席に戻ったAは、ハードウェアベンダーから出された数千万の見積書をゴミ箱に捨てた。
顧客のECサイトの刷新を行うプロジェクトで必要な費用の1/3を占めていた。
後ほど顧客からこっそりと教えてもらったところによると、今回のプロジェクトを受注した会社はクラウド、Amazon Web Servicesを組み込んだ提案をしたそうだ。その柔軟さが受注の要因となったということだ。
もちろん、Aも、クラウド、PaaSを全く知らなかったわけではない。ただ、セキュリティーや費用について、提案に盛り込むためには自分の知識に自信が持てなかった。
「やっぱり、勉強してみるかな。AWS。」
ネット上で情報を集めていくと、AWSには資格試験があることがわかった。
「試験対象となる分野か。」
このPDF によると、AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル の試験は以下の分野で出題されることがわかった。
- 高可用性および事業継続性
- 原価計算
- デプロイメントマネージメント
- ネットワーク設計
- データストレージ
- セキュリティ
- 拡張性と伸縮自在性
- クラウド移行およびハイブリッドなアーキテクチャ
Aはこの分野にそって勉強していくことを決めた。
「あ、A君、AWSの資格とるの?」
「S先輩。」
振り返ると、そこにはS先輩がいた。
「S先輩。たしかAWSの資格お持ちでしたっけ?」
「もってるよー。アーキテクトの アソシエイト。次、プロフェッショナル取ろうと思ってるんだ。A君もアソシエイト持ってるの?みてるのプロフェッショナルだよね。」
「えっ?」
S先輩は、プロフェッショナルを受けるためにはアソシエイトを持っていなければならないことを教えてくれた。
「じゃ、最初はアソシエイトを勉強してみたら?」
「いえ!はじめからプロフェッショナル目指して勉強してやろうと思います!自分、登ろうとする山が高いほうが燃えるたちなので!」
「あ、あぁ。そうなの。お互い、頑張ろうね。」
「はい。分からないところがあったら教えて下さい!」
「う、うん。」
『よしよし、これでS先輩と話す口実ができた。』
そして、Aは勉強に取り組んでいくのであった。
。。。。なんだか、AWSの宣伝っぽくなってきましたが、続きます。
次回は「1. 高可用性および事業継続性」の勉強です。来週 GWにつき、再来週の投稿を予定しています。
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!!!!!!!!!!!!!!更新!!!!!!!!!!!!!!
第2話 両得 - 高可用性および事業継続性 -
第3話 お金 - Amazon Web Serviceの原価計算 -
第4話 自動 - Amazon Web Serviceのデプロイメントマネジメント -