Yosemite から Sierra に update した後、制作環境でエラーが出たので対処。

Sierra に update したら compass が使えなくなっていたので、その対処をメモしておきます。
El Capitan の対処と同じで良いらしい。

SIP/rootless の管理範囲内である /System, /bin, /sbin, /usr だとユーザは（ sudo したとしても）作業することが出来ないようです。

環境

MacBook Pro (Retina, Late 2013)
Homebrew と nodebrew を使っています。

compass が使えない。

1 Rubyのパスが通っていない

Warning: Running "compass:dist" (compass) task
    Warning: You need to have Ruby and Compass installed and in your system PATH for this task to work. More info: https://github.com/gruntjs/grunt-contrib-compass Use --force to continue.

rbenvをインストール

code

% brew install rbenv ruby-build

.zshrc ファイルに環境変数追記

code

[[ -d ~/.rbenv  ]] && \
  export PATH=${HOME}/.rbenv/bin:${PATH} && \
  eval "$(rbenv init -)"

rubyのインストール

code

% rbenv install 2.2.2
% rbenv global 2.2.2
% ruby -v

ruby は rbenv で管理するのが良いらしい。

参考にさせていただきました。

rbenv で ruby の環境を整える

rbenvを使用している場合、rbenvを使っているならば `/.rbenv/' 以下にインストールされるため、問題なく進むようです。

2 gem が /usr/bin/に入らない

code

% sudo gem install sass

~~/usr/bin/に入れない~~

ERROR: While executing gem ... (Errno::EPERM)
Operation not permitted - /usr/bin/sass

~~install場所の変更~~

code

% sudo gem install -n /usr/local/bin sass

~~参考にさせていただきました。~~

~~OS X 10.11 (El Capitan) でSASSがインストールできない場合の対処法~~

3 zsh で bundle が使えない

code

% bundle -v

zshで使えない

zsh: command not found: bundle

gem のインストール先を確認

code

% gem environment

出力されたリストのパスをコピー（EXECUTABLE DIRECTORY のとこ）

- EXECUTABLE DIRECTORY: /Users/{NAME}/.rbenv/versions/2.2.2/bin

~/.zshrc の環境変数を設定する。

code

export PATH=$PATH:/.rbenv/versions/2.2.2/bin

環境変数を反映

code

% source ~/.zshrc

bunder インストール

code

% gem install bundler
% bundler -v                                                                                                                                                             
Bundler version 1.13.1
% rbenv rehash

これで、compass がインストールできるようになりました。

こちらも参考にさせていただきました。

OS X 10.11 El Capitanにアップデートするさいの注意点まとめ。

　El Capitanへのアップデートで最も懸念されている問題が新たに登場するシステム保護機能（SIP: System Integrity Protection）通称”Rootless“で、これは「特定のディレクトリやアプリにカーネルレベルでロックをかけ、管理者レベル(root)でもアクセスを制限し、マルウェアなどの感染を防ぐ」というもので、　この制限は”rootless.conf“で設定されており、プリインストールされたアプリケーションおよび以下のディレクトリにはrootユーザーでもアクセスできなくなります。
/System
/bin
/usr
/sbin