Test::Mojoでビルドされたアプリにブラウザでアクセスする

概要

テストがなんか失敗してよくわからない場合、
ブラウザで操作して確認してみたい時がある。

フィクスチャ設定などもそのまま残るので、できると便利。

一時的なサーバを立ち上げる

Net::EmptyPort + Mojo::Server::Daemon で、
一時的なサーバを立ち上げる。

Net::EmptyPortは、Test::TCPに同封されているモジュールなので、
入っていない場合はTest::TCPをインストールする。

以下のような関数を用意する。

t/Util.pm

package t::Util;
use strict;
use warnings;
use utf8;
use Net::EmptyPort qw(empty_port);
use Mojo::Server::Daemon;

sub run_server {
    my ($app) = @_;
    my $port = empty_port();
    warn "Accepting connections at http://*:$port/\n";
    my $daemon = Mojo::Server::Daemon->new(listen => ['http://*:'.$port]);
    $daemon->app($app);
    $daemon->run;
}

1;

あとはテストでデバッグしたいタイミングで、
以下のように記述する。

t/base.t

use strict;
use warnings;

use Test::More;
use Test::Mojo;

use t::Util;

my $t = Test::Mojo->new('MyApp');

# ここでサーバが立ち上がり、ブロックされる
t::Util::run_server($t->app);

$t->get_ok('/')->status_is(200)->content_like(qr/Mojolicious/i);

done_testing;

テストを実行するとコメントの部分でブロックされ、
出力でListenしているURLが表示される。

$ prove -l t/base.t
t/basic.t .. Accepting connections at http://*:50277/

この場合、「 http://localhost:50277/ 」をブラウザに入力すると、
アプリの画面が表示される。

「Ctrl+C」で終了させる。