12
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Raspberry Pi emulator for WindowsでRaspbian最新版を動作させる手順

Last updated at Posted at 2015-01-09

自宅実験用にRaspberry Piの購入を検討した時、そもそもRaspberry Piとはどんなものかを確認するためにエミュレータを使用しました。少し古いRaspbianでも良いのであれば、「Raspberry Pi emulation for Windows」でダウンロードしたqemuをただ実行すれば良いのですが、最新版のRaspbianを動作させるには作業が必要でした。ここに、その作業ログを記述します。

作業環境

  • OS…Windows 7 (32bit)

作業手順

  • Raspberry Pi emulation for Windows(以降、qemu)、および最新版のRaspbianをダウンロードします。
  • qemuを”C:\”に展開します。
    • “C:\qemu\”に展開されます。
  • Raspbianを”C:\qemu\qemu\”に展開します。
    • “C:\qemu\qemu\*.img”に展開されます。
  • “C:\qemu\qemu\run.bat”を以下のように修正します。
    • Raspbianファイル名(例: 2012-07-15-wheezy-raspbian.img)が書いてあるので、展開したファイル名に修正します。
    • -appendを”root=/dev/sda2 panic=1 rootfstype=ext4 rw init=/bin/bash”に変更します。
  • “C:\qemu\qemu\run.bat”を実行します。
    • “root@(none):/#”というプロンプトが起動します。
    • キーボード配列が英語配列になっているので、日本語キーボードの刻印と違う文字が入力されることがあります。特に記号。
  • “/etc/ld.so.preload”を修正します。
    • 1行目をコメントアウトします。
  • “/etc/udev/rules.d/90-qemu.rules”を作成します。
/etc/udev/rules.d/90-qemu.rules
KERNEL=="sda", SYMLINK+="mmcblk0"
KERNEL=="sda?", SYMLINK+="mmcblk0p%n"
KERNEL=="sda2", SYMLINK+="root"
  • ウィンドウの[x]をクリックして、qemuを終了します。
  • “C:\qemu\qemu\run.bat”を修正します。
    • -appendから”init=/bin/bash”を除去します。
    • 開放したいポートについて、-redirを追加します(例: -redir tcp:10022::22)。開放したいポートが無ければ、この作業は不要です。
  • 完了です。“C:\qemu\qemu\run.bat”を実行して、Raspbianが起動すること、(22番ポートを開放している場合)ssh接続できることを確認します。

備考

  • 当手順はWindowsでの作業手順ですが、qemuとカーネルイメージの入手手順を読み替えれば、MacやLinuxでも同様にできるはずです。
12
15
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
12
15

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?