お名前.com の VPS のシリアルコンソールは、ttyS0 での接続となる。
Ubuntuは、デフォルトでは ttyS0 を開けていないため、開ける。
ちなみに、お名前.com のコントロールパネルからの接続はtty1。
#ttyS0有効化
ttyS0 の設定ファイルを作成する。
$ sudo touch /etc/init/ttyS0.conf
ttyS0.conf の中身は以下。
start on stopped rc RUNLEVEL=[2345]
stop on runlevel [!2345]
respawn
exec /sbin/getty -8 115200 ttyS0
早速、ttyS0 をオープンする。
$ sudo start ttyS0
これで TeraTerm からの SSH でシリアルコンソールに接続できるようになる。
#OS起動時の画面出力を ttyS0 にする
GRUB の設定を変更する。
$ sudo vi /etc/default/grub
コメントアウトの箇所を以下のように変更。
#GRUB_CMDLINE_LINUX=""
GRUB_CMDLINE_LINUX="console=tty1 console=ttyS0,115200n8r"
#GRUB_TERMINAL=console
GRUB_TERMINAL=serial
GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --unit=0 --speed=115200 --word=8 --parity=no --stop=
1"
編集後、grup-update する。
$ sudo update-grub
#(参考)TeraTerm からシリアルコンソールに接続する
コントロールパネルから、SSH Private Key を DL する。
vpsXXXXXXXXX-XXX.key
同じく、コントロールパネルに記載されている、ユーザ名でログインする。
「RSA/DSA/ECDSA/ED25519鍵を使う」の箇所に、Private Key を指定する。
パスフレーズは空のまま、接続する。
Ubuntu Server 18.04 LTS の場合(Update)
Ubuntu Server 18.04 LTSでは、以下を実施するのみで良くなった。
/etc/default/grubを編集する。変更箇所のみ記載。
#GRUB_CMDLINE_LINUX=""
GRUB_CMDLINE_LINUX="console=tty1 console=ttyS0,115200"
#GRUB_TERMINAL=console
GRUB_TERMINAL="console serial"
GRUB_SERIAL_COMMAND="serial --speed=115200 --unit=0 --word=8 --parity=no --stop=1"
Update-grubをして、Rebootする
$ sudo update-grub
$ sync;sync;sync
$ sudo reboot
以上。