- 今回はUSBブートしてからインストールメディアにDVDを指定する方法を取ります。
- 参考
/root/anaconda-ks.cfgを用意
- CentOSはOSインストール時の選択内容が
/root/anaconda-ks.cfg
に保存されています。 - 次回からこのファイルを指定してインストールすると複数台のインストールも楽になります。
DVDから起動してオプションを指定
- FAT32かFATでフォーマットしたUSBメモリにanaconda-ks.cfgをコピーしておきます。
- bootオプションに以下指定することでインストーラーが読み込みます。
:boot> ks ks=hd:sdb1:/anaconda-ks.cfg
netinstall.isoをリマスターする方法
ISOをダウンロード
- 32bitの場合
CentOS-5.9-i386-netinstall.iso
とCentOS-5.9-i386-bin-DVD-1of2.iso
をダウンロード。 - 64bitの場合
CentOS-5.9-x86_64-netinstall.iso
とCentOS-5.9-x86_64-bin-DVD-1of2.iso
をダウンロード。
以下、64bitとして話を進めていきます。
CentOS-5.9-x86_64-netinstall.isoのremastering
CentOS-5.9-x86_64-netinstall.isoの中身を展開
$ mkdir -p ~/iso ~/build/ks
$ sudo mount CentOS-5.9-x86_64-netinstall.iso ~/iso
$ cp ~/iso/isolinux/* ~/build/
$ sudo umount ~/iso
kickstartファイルを設置
$ cd ~/build
$ cp ~/Downloads/anaconda-ks.cfg ks/template.cfg
~/build/isolinux.cfg
default ks-template
timeout 100 (←10秒待つ)
(略)
label ks-template
kernel vmlinuz
append ks=hd:sdb1:/ks/template.cfg initrd=initrd.img
- これは、USBメモリ(sdb1)のks/template.cfgを読み込んで起動するオプションです。
~/build/ks/template.cfgを編集
# Kickstart file automatically generated by anaconda.
# install as text mode.
text
install
# install source is cdrom.
cdrom
(略)
clearpart --all --drives=sda (←これを指定しないと、セットアップは正常に終わりますが、USBメモリもパーティション消されます。)
(略)
~/build/以下をISOイメージに変換
$ sudo mkisofs -o ~/CentOS-5.9-x86_64-ks.iso -b isolinux.bin -c boot.cat \
-no-emul-boot -boot-load-size 4 -boot-info-table -R -J -v -T .
- 最後の
.
はディレクトリの場所です。
USBメモリにISOイメージを焼き付ける
- USBメモリをFAT32でフォーマットしてマウントしておきます。
- ~/CentOS-5.9-x86_64-ks.iso を unetbootin でUSBメモリに書き込みましょう。
いざセットアップ
- (DVDは差し込まずに)USBメモリを差し込んで起動。
- 途中DVDを要求していますのでDVDを差し込みます。
- あとは延々と待つだけ。