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vSphere上の仮想マシンにNMI信号を送る

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概要

対象として仮想マシンを選択し、HungVMオプションを有効にして診断ログバンドルのエクスポートを行うと、ゲストOSをNMI信号によりクラッシュさせることができる。

詳細

vSphere上のゲストOSに、NMI信号を送ってクラッシュ(Windowsでいえばブルースクリーンを発生)させたいという状況がある。例えば、無応答になったOSをクラッシュさせてメモリダンプを取得したいというケースがこれにあたる。

KB 2005715に紹介されている5つの方法のうち、ここでは「vSphere Web ClientでHungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する」を紹介する。

主な方法

NMI信号によりゲストOSをクラッシュさせる方法は、以下のKBに説明されている。

以下の方法が挙げられている。

  • vSphere Clientで、HungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する(vSphere 5.x)
  • vSphere Web Clientで、HungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する(vSphere 5.x)
  • ESXi Shellまたはsshから、vm-supportコマンドで、HungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する(vSphere 3.x~5.x)
  • ESXi Shellまたはsshから、vmdumperコマンドで、コアダンプを取得する(vSphere 3.x~5.x)
  • https://username:password@ESXiHostnameOrIP/cgi-bin/vm-support.cgiからHungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する

vSphere Web ClientでHungVMオプションを有効にして仮想マシンの診断ログバンドルを取得する

vSphere 5.xでは、HungVMオプションを有効にした仮想マシンの診断ログバンドルを取得が最も簡単だと思う。上記KBから、vSphere Web Clientでの実施方法を紹介する。

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. 左側のパネルから vCenter を選択します。
  3. 仮想マシンおよびテンプレート を選択します。
  4. 仮想マシン > すべての vCenter アクション > 診断データのエクスポート をクリックします。
  5. HungVM を選択して、ログ バンドルの生成 をクリックします。
  6. 次のようなメッセージが表示されます。
    仮想マシンをログにエクスポートすると仮想マシンがサスペンドする可能性があります。
  7. ログ バンドルのダウンロード をクリックします。バンドルのダウンロードが完了すると次のメッセージが表示されます。
    ダウンロードが完了しました。指定したダウンロード先を確認してください。

参考

複数の方法があり、vSphereの版数によっても適した方法が変わる。実施環境に合わせ、また実施時期に新しい方法が提示されていないか確認するために、実施時には以下のナレッジを確認するとよい。


本ページ内容は筆者が参照の便のためにある持点でまとめた個人的なメモです。内容を保証するものではなく、また筆者の所属組織等とは一切かかわりがありません。

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